【前回の記事を読む】幸福から悲劇へ――夫の光が消えた瞬間、姫は愛と死の運命を悟った薫子(かおるこ)は綾小路から京都大学へ向かい鴨川沿いを徒歩で通学している。イヤホンから聞こえるオリビア・ニュートン=ジョンを聞きながら、少し汗を滲ませ歩いている。三回生になり六年制の医学部のカリキュラムは半ばに差し掛かっていた。暫くぶりの梅雨の晴れ間とあって、鴨川を通り抜ける風は心地良い。東山の奥に比叡の山がくっき…
歴史小説の記事一覧
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小説『千年の密約』【第3回】藤基 寛
目の前で衝突事故。宙を舞った男を見た瞬間、背後の青白い影が囁く「あの男、死ぬで」
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小説『紅の記憶 武烈と呼ばれた天皇』【第4回】青葉 こと
武烈天皇の残虐な記事を読み上げる不比等――顔を真っ赤にしたのは、その記事を書いた男たちだった
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小説『縁 或る武家のものがたり』【最終回】伊藤 真康
「全て成し遂げられた。もはや思い残すことは何もない」宿願を叶えた老武将。この直後に運命が変わるとも知らず……
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小説『テーバイの将軍エパミノンダスとペロピダス』【第4回】竹中 愛語
女装し、樅や松の葉で顔を隠してヘタイラ(芸妓(げいぎ))に化ける…自由を取り戻すため酒宴での誅殺計画が進むが…
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小説『ながれ星 冬星』【第6回】石田 義一郎
店のご厚意で二階で酒を飲ましてもらった。火鉢で暖を取りながら、襖をちょっと開けて覗くと…
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小説『野島・夏島』【第4回】小川 賢
初めて訪れた横浜海軍航空隊の面会所には、戦時とは思えぬ卵焼きの甘い匂いが漂っていた
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小説『克己』【第6回】河﨑 浩
昔の女性は重労働の家事のほとんどを負わされ、それが"普通"だった。早く起き、火をおこし、ご飯の準備、水汲みから洗濯をし…
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小説『岐路』【第7回】田中 建彦、田中 充恵
命を救ってもらったお礼に「家来にしてくだせ!」と現れた盗人。だが…「夜中に寝室に忍びこむとは。出て行け!」
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小説『今は令和と申すのか』【最終回】おおいわ 美紅
同じ苗字ばかりをやたらと目にするワケとは?…「織田」、「織田」、「織田」。看板文字が目に入る度、意味づけしてしまい…
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小説『みわがしろ』【第4回】長石 潔
石垣に眠る記憶——若き中小姓・雄之助が訪ねた寺で聞く、天守なき城の伝承
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小説『平家物語創生記』【新連載】福田 玲子
聖職者×挫折者×盲目奏者――『平家物語』誕生の真実がついに明かされる
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小説『タケル』【第10回】中村 東樹
命を懸けて彼女を救ったのは、かつての幼なじみ——小碓の槍が大猪を貫く
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小説『義満と世阿弥』【第9回】貝塚 万里子
将軍と少年芸能者の“友の誓い”――侮辱された世阿弥が将軍義満に願ったこととは…
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小説『するすみ九郎』【第2回】三崎 暁子
裸足で現れた若武者・源義経、平泉で藤原秀衡と歴史を動かす邂逅に至る
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小説『千年の密約』【第2回】藤基 寛
幸福から悲劇へ――夫の光が消えた瞬間、姫は愛と死の運命を悟った
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小説『紅の記憶 武烈と呼ばれた天皇』【第3回】青葉 こと
女性を巡って臣下と争った武烈天皇……問題となるのは史実と大きく異なる“年齢”だ
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小説『縁 或る武家のものがたり』【第11回】伊藤 真康
政宗から「中将」と呼ばれるようになった阿古。彼女がこれまで積み上げてきた豊かな教養を伊達家の誰もが必要としていた
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小説『テーバイの将軍エパミノンダスとペロピダス』【第3回】竹中 愛語
ヘラクレス像に誓う十二人の決死行――雪夜に潜入し裏切り者を討ち故郷奪還に挑む
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小説『ながれ星 冬星』【第5回】石田 義一郎
「ニャー」赤毛のトラ模様の猫が入ってきた。すると今まで寝ていた男がひどく怯えた様子でガバッと起き上がり…
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小説『野島・夏島』【第3回】小川 賢
湘南富岡駅。道路の両側には桜の木が植えられ、若葉は初夏の強い陽ざしを遮り、緑色の小さな実が風に揺れていた