家から車で四十分。僕が通い始めたボクシングジムは川のほとりにある寂れた小さなジムだった。そもそも宮崎にはボクシングジムが数件しかなく、僕はその中でより家から近い方を選んだ。正直強くなれれば、ボクシングじゃなくてもよかったが、「はじめの一歩」ど真ん中世代の僕は、ボクシングが強くなる最短ルートだと思った。なにより金髪坊主の顔を殴ったときの、あのペチンという音。あの情けない音が頭から染み付いて離れなか…
コンテスト大賞作品の記事一覧
タグ「コンテスト大賞作品」の中で、絞り込み検索が行なえます。
探したいキーワード / 著者名 / 書籍名などを入力して検索してください。
複数キーワードで調べる場合は、単語ごとにスペースで区切って検索してください。
探したいキーワード / 著者名 / 書籍名などを入力して検索してください。
複数キーワードで調べる場合は、単語ごとにスペースで区切って検索してください。
-
エッセイ『僕の大学デビュー天下取り物語』【第12回】松本 竹馬
本物になりたい。そう思いジムに入会する。会長はクラブに行って、一人でシャドーボクシングをして、それを笑ってきた若者をしばいているらしい。
-
エッセイ『僕の大学デビュー天下取り物語』【第11回】松本 竹馬
「本物」のあいつには全てばれていた。大学デビューの僕が、恐れていた"あの"言葉が心を粉々にする...
-
エッセイ『僕の大学デビュー天下取り物語』【第10回】松本 竹馬
あまりにも一方的な暴力に、崩れ去る華やかな大学生活。結局、大学デビューの僕たちは主役にはなれない......
-
エッセイ『貧しさは人生の花』【第18回】伊藤 フサ子
「山を下りるぞ!」大粒の雨…。大量の濁流が、登ってきた沢を物凄い勢いで流れ落ち、私たちは木の枝や草に必死につかまり…
-
エッセイ『僕の大学デビュー天下取り物語』【第9回】松本 竹馬
喧嘩を売った相手は、本物のヤンキーだった。それでも、メンツを保つために逃げ出すことなんてできない。そう思い前を見た瞬間...
-
エッセイ『僕の大学デビュー天下取り物語』【第8回】松本 竹馬
【農学部vs工学部】大学の覇権をかけた天王山へ挑むのは、国立大学生、喧嘩経験ナシの5人組。学力なんて関係ない、大切なのは拳の強さだけ。
-
エッセイ『僕の大学デビュー天下取り物語』【第7回】松本 竹馬
くすぶった中二病心を「クローズ」が焚きつける。大学をまとめる一軍は二つもいらない! なんかケンカしてーなー...
-
エッセイ『僕の大学デビュー天下取り物語』【第6回】松本 竹馬
「こ、今度みんなでコンパしない?」童貞だって絶対にバレないように、自然に誘う。ギャルに舐められるわけにはいかなかった。
-
エッセイ『ALSなんか怖くない』【最終回】堀内 昌子
本人の希望通り自分の家で家族や猫二匹と共に、いつもの所で、いつものように過ごして最期を迎えた夫
-
俳句・短歌『バーの二階で』【第10回】田中 龍太
句集『バーの二階で』より三句
-
エッセイ『僕の大学デビュー天下取り物語』【第5回】松本 竹馬
イキった髪形にイキった発言。強そうなヤツから「……いやオレん家、農家なんやけど」と思わぬ返答をくらい...
-
小説『海辺のレクイエム』【第6回】源 久
別れた後に後悔…当たり前と思っていた彼女の優しさや思いやりが実は当たり前のものではなかったと
-
エッセイ『ALSなんか怖くない』【第35回】堀内 昌子
穏やかな顔で亡くなった夫を見送りながら、在宅介護を振り返る。私たちを支えた医療・介護のプロの方たちへの感謝
-
エッセイ『僕の大学デビュー天下取り物語』【第4回】松本 竹馬
「かませ、大学デビュー!」 受験、友達、プライド、全てを捧げて目指す先は大学デビュー、そして"1軍"入り
-
エッセイ『ALSなんか怖くない』【第34回】堀内 昌子
「お願い。目を覚まして!」と心の中で大声をあげ、奇跡が起こることをひたすら祈ったものの…
-
エッセイ『僕の大学デビュー天下取り物語』【第3回】松本 竹馬
一瞬で僕の心臓と世界が止まった。ヤンキーが口にしたのはあの子の名前だった。そしてその手には...
-
エッセイ『ALSなんか怖くない』【第33回】堀内 昌子
私の退院を待っていたかのように旅立ちの時が近づいてきた夫
-
エッセイ『僕の大学デビュー天下取り物語』【第2回】松本 竹馬
漫画の貸し借りが、好きな女の子と話す唯一の機会だった。話したい一心で、読まずに貸した新刊は...
-
エッセイ『貧しさは人生の花』【第17回】伊藤 フサ子
夏でも冷たい水、冬のキャンプ場、キャンプファイヤー、キャンプに行くと驚きの体験が待っていた。
-
エッセイ『ALSなんか怖くない』【第32回】堀内 昌子
「あんなホームレスみたいなお父さんの顔を見たのは、初めてです」取り乱すヘルパーさんにつられて、涙。