交際相手の有無を聞く際に、「恋人」という単語を用いる人には好感が持てる。そう言っていたのは去年の春まで付き合っていた人だった。二歳年上のその人は大学の同級生だったが二年生のときに学校を中退し、それ以降は職を転々としていた。彼女は異常とも言えるほどの甘党で、この話をしていたときもガムシロップが三個も入ったアイスカフェオレを飲んでいた。全国チェーンのコーヒーショップの喫煙席で、私は注文したブレンドコ…
小説
ジャンル「小説」の中で、絞り込み検索が行なえます。
探したいキーワード / 著者名 / 書籍名などを入力して検索してください。
複数キーワードで調べる場合は、単語ごとにスペースで区切って検索してください。
探したいキーワード / 著者名 / 書籍名などを入力して検索してください。
複数キーワードで調べる場合は、単語ごとにスペースで区切って検索してください。
-
『同じ名前の鳥が鳴く[人気連載ピックアップ]』【新連載】なつきめい
私は先ほど生まれた感情を恋心と呼ぶことにした――田所と名乗る大学院生は声が小さく、猫背で、頼りなく。しかしその唇にだけは…
-
『ジパングを探して!』【第7回】大和田 廣樹
亡き母からの手紙が伝えるのは、自分の人生に覚悟を持てというメッセージ――ある日僕を促すように、ベネチアへの航空券が届いた
-
『乙女椿の咲くころ[人気連載ピックアップ]』【最終回】倉田 裕美
新卒の学生でさえかなり苦戦を強いられた就職氷河期に高卒で、技術も資格もない46歳専業主婦の私が就職した先は…
-
『寂しがり屋の森』【第7回】村松 凪
十歳に満たないくらいの男の子…幽霊だ。喉が、ひゅっと鳴った。――その時「あははは」幽霊が笑い、天使のような顔で…
-
『今は令和と申すのか』【第7回】おおいわ 美紅
「その朝の寝息ってさあ、夜這いじゃないの?」彼は何を言いたかったのだろう。ずっと、ずーっと、と言ったその先。
-
『毎度、天国飯店です』【第15回】竹村 和貢
「今日会ったばかりなのに、手をつないでくる女なの。私って」――彼女の指が俺の指を一本一本集めるように動き、されるがまま…
-
『幸せを呼ぶシンデレラおばさんと王子様[新連載記念ピックアップ]』【第7回】武 きき
「しばらくは男性と距離を置きたかったのに」彼は率直に話す方だ。面と向かって言われるとドギマギしてしまう...
-
『不確かな真実』【第10回】和亭 正彦
一瞬の表情の変化と動揺を見せた田代。――そして、目撃情報がなかった第三の人物の捜査にようやく進展が…!
-
『あら、50歳独身いいかも!』【第2回】武 きき
10歳年下の彼から突然の告白。戸惑いつつも相手を試すように口にした「私を○○○みる?」その言葉とは…
-
『乙女椿の咲くころ[人気連載ピックアップ]』【第13回】倉田 裕美
一カ月で十キロもやせ、外見がガリガリになった夫。ただ事ではないと感じ、一番先に癌を疑った。病院へ行くよう強く言った結果…
-
『大王の密使』【第8回】都丸 幸泰
「おれは宴には用無しだ。」「ほら、飲んで機嫌を直せ。」 腐る大犬と諭す老剣。英子様と我々では身分違いも甚だしく――
-
『伊豆の御社』【第8回】ほそや まこと
陽気なヨガ行者の講話の途中――手を挙げ質問する人々の背中にふっと光が灯った。ボクは日常でも予期せずゾーンに身を投じてしまう
-
『幸せを呼ぶシンデレラおばさんと王子様[新連載記念ピックアップ]』【第6回】武 きき
「しばらく、男性はいいの」しかしカフェで出会った男性と偶然の七度目の再会。本当に縁があるのかな...
-
『不確かな真実』【第9回】和亭 正彦
成立したように思えたアリバイだったが――「その後、どうされました?」刑事は煽るように問いただす
-
『ぽろもきの冒険』【第8回】エゾノ はやと
やっぱり行かないで。ずっと一緒に働いていて――のととの別れは辛く、苦しく。ぽろもきはの目からは涙があふれだした
-
『あら、50歳独身いいかも!』【新連載】武 きき
「二か月前からあなたを見ていました」――49歳独身女性がバーで若い男性と出会い…年下×中年の物語が始まる!
-
『乙女椿の咲くころ[人気連載ピックアップ]』【第12回】倉田 裕美
英会話学校の年に一度のスピーチコンテストでクラス代表に選ばれ全国大会出場へ。三人の子供たちを連れて会場へ行くとまさかの…
-
『29歳、右折の週』【第8回】言田 みさこ
「あたし、これ受けたいわ」「受けたいの?でも、話をしようよ。そのほうが楽しいよ…」彼女は見下した顔つきで返答の必要なしと考えた
-
『白い陥落~看護学生あずみの事件簿 2~』【第9回】叶浦 みのり
母親に内緒の傷害事件、これは一大事だ……。 家に戻ると真琴が車で訪ねて来ていた。隣には広田と名乗る小柄で綺麗な女性が――
-
『幸せを呼ぶシンデレラおばさんと王子様[新連載記念ピックアップ]』【第5回】武 きき
「何! ナンパ?」夫と離婚してから八か月。カフェでこちらを見てきた男性が急に声をかけてきて...