よく考えれば、あの竹下君より強い谷岡さんといつもスパーリングしてるのだ。そして試合といっても、アマチュアの試合はヘッドギアもついてるため、環境的にはスパーリングとほとんど変わらない。気持ちさえしっかり持てば、大抵の相手にはビビらずに臨めるのだ。他のジムとの対外試合では負けたりもしたが、一回目の試合のようにただガードを固めて逃げ回るだけみたいな負け方はしなくなった。どんな相手でも、とりあえず勇気を…
［連載］僕の大学デビュー天下取り物語
-
エッセイ『僕の大学デビュー天下取り物語』【第18回】
ヤンキーへの復讐も、本物の強さもどうでもいい。なぜならこの"大学デビュー天下取り物語"は、僕の恋愛に関する物語でもあるからだ。
-
エッセイ『僕の大学デビュー天下取り物語』【第17回】
ついにあのヤンキーにリベンジの時！？ 「来いよ」嘘みたいなセリフが勝手に口から出てきた。もう僕は止まらない。
-
エッセイ『僕の大学デビュー天下取り物語』【第16回】
敗北し、期待を裏切り、笑われ、完全に自信を失っていた。だが立ち直るきっかけはヤンキーが作ってくれた。
-
エッセイ『僕の大学デビュー天下取り物語』【第15回】
一年ちょっと血をにじませながら、練習してきた僕の右ストレート……
-
エッセイ『僕の大学デビュー天下取り物語』【第14回】
「宮崎大学の大学生」VS「消える左ストレート」デビューマッチの相手はプロ、それでも準備はしていた。だが今思えば始まる前から勝負はついていた。
-
エッセイ『僕の大学デビュー天下取り物語』【第13回】
"あの日"を忘れたように麻雀を始める友人、ラップをする友人、新しいグループとつるむ友人。一方僕は......
-
エッセイ『僕の大学デビュー天下取り物語』【第12回】
本物になりたい。そう思いジムに入会する。会長はクラブに行って、一人でシャドーボクシングをして、それを笑ってきた若者をしばいているらしい。
-
エッセイ『僕の大学デビュー天下取り物語』【第11回】
「本物」のあいつには全てばれていた。大学デビューの僕が、恐れていた"あの"言葉が心を粉々にする...
-
エッセイ『僕の大学デビュー天下取り物語』【第10回】
あまりにも一方的な暴力に、崩れ去る華やかな大学生活。結局、大学デビューの僕たちは主役にはなれない......
-
エッセイ『僕の大学デビュー天下取り物語』【第9回】
喧嘩を売った相手は、本物のヤンキーだった。それでも、メンツを保つために逃げ出すことなんてできない。そう思い前を見た瞬間...
-
エッセイ『僕の大学デビュー天下取り物語』【第8回】
【農学部vs工学部】大学の覇権をかけた天王山へ挑むのは、国立大学生、喧嘩経験ナシの5人組。学力なんて関係ない、大切なのは拳の強さだけ。
-
エッセイ『僕の大学デビュー天下取り物語』【第7回】
くすぶった中二病心を「クローズ」が焚きつける。大学をまとめる一軍は二つもいらない！ なんかケンカしてーなー...
-
エッセイ『僕の大学デビュー天下取り物語』【第6回】
「こ、今度みんなでコンパしない？」童貞だって絶対にバレないように、自然に誘う。ギャルに舐められるわけにはいかなかった。
-
エッセイ『僕の大学デビュー天下取り物語』【第5回】
イキった髪形にイキった発言。強そうなヤツから「……いやオレん家、農家なんやけど」と思わぬ返答をくらい...
-
エッセイ『僕の大学デビュー天下取り物語』【第4回】
「かませ、大学デビュー！」 受験、友達、プライド、全てを捧げて目指す先は大学デビュー、そして"1軍"入り
-
エッセイ『僕の大学デビュー天下取り物語』【第3回】
一瞬で僕の心臓と世界が止まった。ヤンキーが口にしたのはあの子の名前だった。そしてその手には...
-
エッセイ『僕の大学デビュー天下取り物語』【第2回】
漫画の貸し借りが、好きな女の子と話す唯一の機会だった。話したい一心で、読まずに貸した新刊は...
-
エッセイ『僕の大学デビュー天下取り物語』【新連載】
「僕は完璧な大学デビューを果たそうとしている」七色に染められた"イケてる"髪をなびかせ、話しかけるのは...
- 1
- 2
