「そのイラストを店のロゴを入れた額に入れてプレゼントしよう」と僕が言うと、山田さんが今度は別の提案をしてくれた。「記念品にはいくつか選択肢はある方がいいと思います。私がイラストを店のロゴ入りで描きますから、できればTシャツを作ってください。希望するお客さんにはそちらをお渡しすればよいと思います」「それは素晴らしい提案です。街やビーチでそのTシャツを来た人が宣伝も兼ねてくれそうだ」とにかく、アイデ…
[連載]左遷、最果てのパラダイスへ
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小説『左遷、最果てのパラダイスへ』【最終回】木山 空
とにかく、アイデアには賛辞を送る。バンド演奏にカラオケ。特別な体験で客の心をつかむ。
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小説『左遷、最果てのパラダイスへ』【第23回】木山 空
ここで購入して良かったと思える顧客体験とは?購入者にイラストや写真撮影のサービス。
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小説『左遷、最果てのパラダイスへ』【第22回】木山 空
戦略会議という名の営業所改革「洒落た机を購入するのもいいと思うし、壁を明るく塗るのもいいでしょう。」
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小説『左遷、最果てのパラダイスへ』【第21回】木山 空
あれだけ精神的に参って、鬱状態になっていた僕。3日間東京に戻り家族で過ごしただけで前向きな気分になれたことに驚いた。
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小説『左遷、最果てのパラダイスへ』【第20回】木山 空
「沖縄に来て一緒に仕事しないか?」中古車屋で出会った若手社員をヘッドハンティング
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小説『左遷、最果てのパラダイスへ』【第19回】木山 空
「繰り返しになりますが、沖縄の人はそんな細かいことは気にしません...名刺も所長で作ってあります。」沖縄スタイルにたじたじ。
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小説『左遷、最果てのパラダイスへ』【第18回】木山 空
「奥のテーブルでコーヒーでも飲みながら歓迎会のようなことをさせていただきます」言葉や態度から歓迎されていないと感じた。
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小説『左遷、最果てのパラダイスへ』【第17回】木山 空
沖縄に来たことを全身で感じた。今日から気持ち新たに頑張ろうという前向きの気持ちと、ついに最南端まで来てしまったという不安な気持ち。
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小説『左遷、最果てのパラダイスへ』【第16回】木山 空
異動先の大阪で結果を出せず、鬱状態で薬を服用。久しぶりに会う家族の前では、頑張って元気に振る舞おう。
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小説『左遷、最果てのパラダイスへ』【第15回】木山 空
掲示板に貼られたセクハラ写真の数々は前代未聞だった: 所長が女子更衣室を覗き込んでいる写真、皆が帰った後に女性スタッフの引き出しを物色している写真...
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小説『左遷、最果てのパラダイスへ』【第14回】木山 空
「水島は年上好みでいろんな人と付き合ってきたみたいですよ。誰か他の男に乗り換えたのかもしれません。」
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小説『左遷、最果てのパラダイスへ』【第13回】木山 空
「あの所長がいる限り営業所をよくするのは難しいのと違いますか?」若手社員の接近で、所長を陥れる提案。
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小説『左遷、最果てのパラダイスへ』【第12回】木山 空
会うたびごとのセックスとその後の空虚さ。身体に溺れる関係は、長くはもたなかった。
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小説『左遷、最果てのパラダイスへ』【第11回】木山 空
その夜、彼女の中に入ったあとに僕は名前を呼んだ。小さな声で「嬉しい」と少し涙ぐんでいるようにも見えた...
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小説『左遷、最果てのパラダイスへ』【第10回】木山 空
「私がパートナーに求める条件は、結婚できない人か、結婚する気がない人です。」同僚女性から屁理屈っぽいアプローチ
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小説『左遷、最果てのパラダイスへ』【第9回】木山 空
手作り弁当に隠したメッセージ。「もし気づいてくださったら、前に進むことに決めていました...ワインを揃え、部屋に来ていただく準備をしました」
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小説『左遷、最果てのパラダイスへ』【第8回】木山 空
「あなたが手を出したくなったら、私は抵抗しませんから」所帯持ちの僕は、同僚女性の強引な誘いに乗り...
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小説『左遷、最果てのパラダイスへ』【第7回】木山 空
「このお弁当、私だと思って食べてくださいね」鬱状態に沈む中、同僚女性からのアプローチが進む。
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小説『左遷、最果てのパラダイスへ』【第6回】木山 空
「私の部屋に上がってください」誰かに会うといけないからと伝えると、彼女は絡めた腕に逆に少し力を込めた。
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小説『左遷、最果てのパラダイスへ』【第5回】木山 空
「ちゃんとご飯食べていらっしゃいますか?」こんなに優しい言葉をかけてもらったのは、大阪に来てから初めてだった。
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