【前回の記事を読む】高校時代、私のせいで彼女は靴が履けなくなった…あれから十数年、鏡越しに再会した彼女から「謝罪は結構です」。何の脈絡もなく、唐突に彼女が口を開ける。「あなた、まだ戦ってるんですね」私は鏡の中の彼女の顔を見た。真剣な顔だった。揶揄でも皮肉でもなかった。ただ、観察した結果を報告している顔だった。「戦っている」と私は繰り返した。意味が分からなかった。何と戦っているというのか。私は今、…
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