漱石(本名夏目金之助。一八六七~一九一六)は読みつくされた。漱石論は出つくした。この上、何を言っても「屋上屋(おくじょうおく)を架す」ことにしかならない、と高(たか)をくくる人もいるだろう。しかしながら、それは日本語という閉ざされた世界から外に出ることのない学者たちに誘導され押しこめられた、ありもしない袋小路なのではないだろうか。今や『文学論』の英訳が出て、その訳者の一人によってこんなことが言わ…
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評論『漱石、シェイクスピアに挑む』【新連載】佐々木 英昭
漱石が読んだシェイクスピアから見えてくる、新しい漱石の魅力と進化の足跡をたどる! 英語と日本語の枠を超えた文学の発見
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エッセイ『とりあえず筋トレしろ』【第15回】Kouki Okumura
「卵を毎食食べるのは身体に悪いのか?」食べ物からのコレステロール摂取と血中コレステロールの関係性は低いと最新の研究結果が
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ビジネス『なぜ職場では理不尽なことが起こるのか?[注目連載ピックアップ]』【第21回】中山 てつや
「これが最善の策である」と思うのは、自分にとって「心地良く、受け入れやすいことだから」。組織で働く上で肝に銘ずるべきは...
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評論『邪馬臺国と神武天皇』【新連載】牧尾 一彦
人間とはどのような生き物か。――人間存在の根源を問い続けようとするとき、その仕事は、歴史学の最も重要な責務に重なる
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エッセイ『ゼロスタート[注目連載ピックアップ]』【第8回】靳 忠效
【起業】震災で落ちたガラスに着目…結果、飛ぶように売れた!――方針は「すき間で勝負」。このとき狙った「すき間」とは?
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小説『幸せを呼ぶシンデレラおばさんと王子様[新連載記念ピックアップ]』【第10回】武 きき
彼の家への突然のお泊り。必要な物を揃えるためにデパートへ。「下着は僕が選んでもいい?」彼は楽しそうに選んでいる。
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小説『因果』【第6回】愉怪屋 編
「あんたの妄想。現実にしてやったよ」――“髪の長い白い服の女” がにやりと笑うと、見覚えのある笑顔だった。…あの青年だ。
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小説『不確かな真実』【第13回】和亭 正彦
未だ正体が分からない"第三の容疑者"。接点はあるのか?中米小国の大使館員の身辺捜査が密かに続けられ…
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小説『あら、50歳独身いいかも!』【第5回】武 きき
【涼真編】10歳年上の彼女に惹かれていく涼真。「綺麗だ」「理想の女性だ!」どうしても彼女の気を引きたくて…
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小説『師匠と弟子のワンダーランド』【第6回】儀賀 保秀
三日連続で弟子入り志願者が来た! 三人目は「ダメなの?」と甘い声で聞いてくる二十歳の女性で…
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健康・暮らし・子育て『ナルコレプシーと生きる[注目連載ピックアップ]』【第8回】川崎 俊
ナルコレプシー患者の就職活動。病気は事前に伝えるべき? ――伝えると採用可能性がガクンと下がることがある。だが…
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小説『悪魔に下す鉄槌』【第4回】南 十士郎
マフィアの青年が恋人に告げたこと「やっぱり君とずっといたい。僕は、こんな仕事をしているから…」
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小説『同じ名前の鳥が鳴く[人気連載ピックアップ]』【第3回】なつきめい
「この後、家に来ない?」 男女はどの時期で関係を進めるのだろう。付き合って三ヶ月、私を自宅に誘う彼の目には欲求と期待感が――
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エッセイ『模索の扉[人気連載ピックアップ]』【第2回】ななつまこ
「お顔も少しふっくらして、お元気そうで」…でもそれは、薬の副作用によるムーンフェイスだった。母のリウマチ闘病は続いた。
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実用『気診で元気! 文庫改訂版』【第4回】小倉 左羅
「気診」は整形外科医・小田一先生が考案開発。「胸鎖乳突筋」の筋肉を使い気の状態が良いか悪いかなどが調べられる方法
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評論『仮説社会の欧米、枠社会の日本』【第4回】墨崎 正人
中国社会は混乱に陥るだろう。――中国指導者の“矛盾”。指導者が中華思想にプラスして、儒学政治で国内統治を行うことで…
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実用『頭痛治療革命』【第4回】山王 直子、間中 信也
片頭痛は緑色の光を浴びることが有効!? 頭痛の回数が減り、生活の質も改善する可能性が
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エッセイ『だから教師はおもしろい』【第4回】宮﨑 稔
「いつまで逃げ回っているんだ」姉の一言が人生を変えた!話せなかった少年が教師になり"寄り添った教育"を目指す
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小説『眠れる森の復讐鬼』【第33回】春山 大樹
その時、ずりっずりっ…と布が擦れるような音がゆっくり近づいてくるのが聞こえた。その音は俺の病室の前で急に止まり、そして…
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ビジネス『なぜ職場では理不尽なことが起こるのか?[注目連載ピックアップ]』【第20回】中山 てつや
上司や同僚、恋人の心を引き寄せる「褒め」のテクニック 大切なのは、本音で「曖昧に」思わせぶりのままで十分