【前回の記事を読む】念願のハヤシライス。綺麗な皿に盛られた、白いご飯と赤茶色のトロっとしたスープ。しかし本当は別の物を注文したかった。それは…一夫は、一人で狭い観覧車に乗り丸物の屋上からの360度の京都市内の展望を楽しんでいる様だった。仙一は屋上で観覧車から手を振る一夫に笑顔で手を振って答えながら、家族への想いも重ねて、先の見えない不安定な気持ちに陥りかけていた。帰郷のお土産を買い終えて百貨店の…
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小説『仙一』【最終回】古川 晋次
満員電車の中で熱い視線を感じた。背の高い男が窓ガラス越しにこちらを——「…あの時の男だ」。
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小説『愛され未亡人の、湯けむり恋物語』【第3回】月川 みのり
お湯に浸かって息を吐いた瞬間、ガサッと音が…あ──現れたのは彼だった。しかも慌てる彼になぜか「大丈夫ですよ」と言ってしまい…
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小説『超能力探偵 河原賽子』【第62回】春山 大樹
臨月を迎える頃に焼き殺された代理母…しかし、黒焦げの中にいた胎児の状態は、全くの無傷で…
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小説『人生を失い、それでも女は這い上がれるか』【第12回】杉山 成子
常に酔っている妻…家族旅行中は水筒にワインを入れ持ち歩いていた。娘の進学費も酒代につぎ込んでいた事が発覚し…
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小説『義満と世阿弥』【最終回】貝塚 万里子
同い年の女人・加賀局。彼女は既婚者で子供もいたが義満は恋に落ち、子を作った。生まれた子は嫡子として扱われず、寺に預けられた。
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小説『おごそかな挨拶』【第6回】松本 君男
ボーナス査定 1次考課──Eマイナス。「……は?」5つの査定項目を見て、その理由がはっきりと分かった。
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評論『外科医が歩いてきた道』【第9回】笠原 浩
昔は傷口の消毒に高熱の油を使っていた。ある時、煮立てた油を切らしてしまった医師は、卵と食用油を取りに調理場へ行って…
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小説『大人の恋愛ピックアップ』【第140回】古川 晋次
「やっぱり大きかったわ」着物を巻き付けただけの姿で、背中に身体を預けてきて…耳元で囁いた。
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エッセイ『227日後の奇跡』【第8回】細見 貴子
病院に駆け付けた直後に母の容態が急変した。蘇生措置の間、廊下で待つように言われたが、数分後に母は…
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小説『僕の人生を変えたキッカケ』【第9回】佐伯 ゆうすけ
「断られる原因は君自身にあるんだよ。営業という仕事においては、「武器」がないと。正直…」上司の言葉に私は思わず絶句した
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健康・暮らし・子育て『鬱のおばと不登校のおい。の愉快な日常』【第2回】森田 ごまみ
バイトに明け暮れ、薬が足りなくても通院すらしなくなった娘…ついに身体に20キロもの水が溜まり、命に危険が…
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小説『小説版 シン・物流革命』【第2回】鈴木 邦成,中村 康久
日本政府は国家プロジェクト「第5世代コンピュータ」を立ち上げ、500億円以上の予算を投入した。その結果は…
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小説『尼崎ストロベリー[注目連載ピックアップ]』【第13回】成海 隼人
先生に「しもた」と言わせるための、様々なトラップを仕掛け、思いのままに相手を操る姿は、現代に転生した軍師・黒田官兵衛のようで…
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小説『大人の恋愛ピックアップ』【第139回】武 きき
「どうやって年下の男を?」「体で騙したのか?」同期の飲み会で質問の嵐! 退職、結婚、そして彼との新生活まであと少し…
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エッセイ『花と虫のささやき』【第2回】犀川 政稔
花粉のうの先端の穴に爪楊枝で触れると、納豆の粒のように糸を引いた花粉が…そうです。花粉は…【フォトエッセイ】
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エッセイ『悲しみの底で見つけたもの』【新連載】吉村 うにうに
まだ9歳なのに…私は激しく動揺した。猫が浴槽でおしっこをした。しかもその色は、はっきりと分かるほどの赤褐色で…。
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ビジネス『そうだったのか!? ロータリークラブ!!』【第5回】田中 久夫
「これも多様性」「伝統文化」「女が入ったらおしまい」と主張して、頑なに女性の入会を拒むロータリークラブは「メンズ・クラブ」と呼ばれ…
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エッセイ『心の旅』【第2回】中野 昌子
緊急事態宣言中、せっかくお店に来てくれた年配のお客さんを怒らせてしまった。確かに私のわがままかもしれないが…
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小説『マテメソ』【第2回】宮本 誠
ラブホテルで発見された異様な遺体…バスタブで男性が臀部を突き出すように突っ伏していて、肛門に黒薔薇が深々と刺し込まれていた
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小説『落花流水のように 巡り合い、惹かれ合う男女が織りなす愛のゆくえ[注目連載ピックアップ]』【第20回】ラヴKISS MY
意識不明の妻に必死に語りかけた。やがて妻は意識を取り戻したが、彼女の手を握ると…