銀行のATMをボーっと眺めながら、達郎は先週のシーンを回想していた。そして、次に美里の裸体を想像した。胸、腰、脚、その描写は美里のからだ中全てに行き渡った。考えてみれば、一昨年の四月に大阪に来て以来、当初の目論み通り浮気を現実のものとして実行することができずにいた。それまでの東京での六年間の結婚生活でも浮気をすることができなかった。結婚後二年間ぐらいは、他の女と寝ることにさしたる欲求はなかったが…
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