【前回記事を読む】私を見るなり、白昼にオバケと出くわしたような顔でぽかんと口を開いた同年輩の女性「え? え? もしかしなくても菊のすけ?」すっかり脳内の辺境(リンボ)に追いやっていた記憶がよみがえる。ひとり暮らしをはじめた大学一、二年のころ、わたしは不摂生を絵に描いたような生活をしていて、今以上に身なりや容姿に関心をはらわなかった。ぶっちゃけ、ズボラのきわみだったのである。その結果というかなんと…
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小説『〈ひまわり探偵局番外編〉 ひまわり坂で待ってる』【第2回】濱岡 稔
「あなたのことこっそり菊丸って呼んでたんだよね。まん丸い菊野さんだから菊丸」確かにあの頃はふくよかだったけど…本人に言う?
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エッセイ『遠い夢の向こうのママ 毒親の虐待と夫のDVを越えて』【第12回】かおる
憎しみに溢れた、能面のような毒母の顔。大学進学を機に家を離れた。見送りはいらないと言い残し、ひとりで駅に向かった。
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小説『九頭龍王 オホト』【第2回】森長 美紀
「隣の伽耶・任那を譲ってほしい」――やっと脳なし非道の王が崩御してくれた矢先に届いた密書。私が大国「越」へ出向くしかないのか
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エッセイ『脳卒中が拓いた私の人生』【第2回】関 啓子
大卒女子学生の就職氷河期。私は「お茶汲み」「受付嬢」ではなく「総合職」レベルの待遇を保証してくれた某銀行の行員になったが…
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エッセイ『とりあえず筋トレしろ』【第7回】Kouki Okumura
筋トレが就活、人生までも変える驚きの真実。服や髪型に過度にお金をかけるより、筋トレをするほうが遥かにコスパが良いのである
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評論『自然災害と大移住――前代未聞の防災プラン[注目連載ピックアップ]』【新連載】児井 正臣
首都圏直下型地震に南海トラフ。大きなリスクを抱えながら、過度な東京一極集中となっている現状を是正するには何ができるか。
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小説『顕治とチピタ』【第2回】菊池 亮
隣をちらっと見ると若い美人な女性だった。高齢になっても、若い女性にはときめいてしまう。「こんにちは」と声をかけると…
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エッセイ『記憶の旅に栞紐を挿み[人気連載ピックアップ]』【第12回】村瀬 俊幸
義父母への親孝行は何一つできなかった。二人の最期、「娘を頼む」という声は受け止めたはずだ。だけど、その約束は未だに…
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小説『薄紅色のいのちを抱いて』【第9回】野元 正
95歳まで生きたばあちゃんの「元気の源」それは…エレベーターで20代の若い男と乗り合わせると「キスしようよ」って誘うこと
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歴史・地理『我が陣営にあるべし』【第2回】林口 宏
蓮如の布教以後、浄土真宗一色に塗りつぶされていった「真宗王国」矢作川流域。この地を治めたのは、徳川家康の祖先である松平氏で…
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エッセイ『振り子の指す方へ[人気連載ピックアップ]』【第19回】山口 ゆり子
何故、妹の夫に体を許してしまったのだろう。ただ、妹の夫であるというだけで、あの人が手放しで褒めた人というだけで…
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小説『お嬢様の崩壊[人気連載ピックアップ]』【第16回】いけだ えいこ
派遣切りされてから仕事が見つからずにいた。何枚も何枚も履歴書を書き、何度も何度も証明写真の焼き増しを注文し…
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エッセイ『良子という女[注目連載ピックアップ]』【第9回】野村 よし
「検査結果次第で、余命は1年。」先生から聞いた妻の病状…妻は聞きたがらなかったし、私も話したくなかった。
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評論『紫式部日記を読む』【第2回】神明 敬子
【紫式部日記】冒頭部は八月何日の出来事なのか? 日記はだれに書いているのか? 紫式部の本音を読み解くための考察!
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小説『愛しき女性たちへ[人気連載ピックアップ]』【第16回】白金 かおる
「パパ待って~!」と追いかけたけれど、パパは娘を無視して走り去っていった。「いってらっしゃい」と言いたかっただけなのに……。
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エッセイ『遠い夢の向こうのママ[人気連載ピックアップ]』【第11回】かおる
「感謝なんかしてないくせによく書けたね」気持ちを素直に綴った手紙は、予想通り毒母の逆鱗に触れた。
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エッセイ『犬のバトン』【第2回】竹本 祐子
帰宅すると、壊れた首輪が転がっているだけでピッポがいない。歩きと車で1時間以上近隣を探し回ったのに見つからず…
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人生論『卵は食べ物ですか』【第2回】靳 忠效
1mの真ん中はどこですか?――「0.5m」は数学の世界では正解。だが、経験を積んだ技術者や有能な政治家はこの問いに…
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歴史・地理『カイト地名と縄文遺跡 謎の関係』【第2回】井藤 一樹
家の一帯が縄文遺跡であることを子供たちに話した。田んぼの中を一緒に探して歩くと、数点の石器が見つかり…
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エッセイ『最高のセカンドライフは海外転職で』【最終回】宮永 保文
ジャカルタから来た大学生男女八人と一緒にエンジン付きの大型ボートに乗り込み無人島へ