心房細動は発作性・持続性・永続性(慢性)に分類される。起こっても、比較的短期間で収まるので、私のは発作性心房細動である。七日以上続くと、持続性というのだそうだ。昔は自覚症状もなかったが、今は感じることもある。

心房細動と診断されて以来、βブロッカー製剤(一般名、アテノロール、製品名例、テノーミン)をずっと服用している。心臓にある交感神経のβ受容体を遮断するので、心臓の拍動が抑えられ、不整脈(頻脈)を修正するのに効果があると説明を受けた。同時に血圧が下がって高血圧症にも効く。

抗不整脈の薬、サンリズム(総称名。一般名はピルシカイニド塩酸塩水和物)も服用している。この薬には心臓の刺激伝導系の異常な電気の流れをしずめる働きがある。

不整脈は自覚があることもあるが、感じないことも多いので、起床後と就寝前に心電計で客観的な記録を取り、心電図は次回検診の時持参して診ていただく。

心房細動で怖いのは、[心房細動→血栓の生成→脳梗塞・心筋梗塞] という連鎖反応だ。血栓ができにくくする抗凝固薬を、数年前から服用している。

有名なのは、ワルファリン(warfarin, 商品名はワーファリン)だが、納豆や青汁(ビタミンKの多い食品)との食べ合わせの問題や面倒な投与量の調整、さらに二、三 日という長い半減期(服用停止後、効果がなくなるまでの時間の目安)を考え、私はこの薬は断った。

半減期が長いと出血の恐れがあるので、すぐに手術などができない。

初め服用していたのは、抗凝固薬・リバーロキサバン(商品名、イグザレルト)。

半減期は短く、九~十三時間。その後、下血したことがあったので、別の新薬・抗凝固薬ピキサバン(商品名、エリキュース)消失半減期は六~八時間に変えた。共に、2012年承認の新しい抗凝固薬。難点は新薬で、後発薬がないので薬価が高い。

 

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