【前回記事を読む】突然妻を亡くしたことをきっかけに、二人の思い出が残る中国に渡ることにした。隣に座った女性が「タバコを吸ってもいいですか?」と言い...白地のドレスがウエストでくびれると、たっぷりと膨らんで足元を隠す。カラフルな網織りのドレスをその上に重ね着していたから白色が透けて美しい。銀色に金で刺繍した幅広の帯を腹に巻いて、金細工のヘッドバンドをして。ドレスの上からかけた白真珠、そこに大きな…
文明の記事一覧
タグ「文明」の中で、絞り込み検索が行なえます。
探したいキーワード / 著者名 / 書籍名などを入力して検索してください。
複数キーワードで調べる場合は、単語ごとにスペースで区切って検索してください。
探したいキーワード / 著者名 / 書籍名などを入力して検索してください。
複数キーワードで調べる場合は、単語ごとにスペースで区切って検索してください。
-
小説『赤いカラス』【第3回】多田 幸生
天安門広場には毛沢東。「ちょっと太り気味かな」と喋っていたら、衛兵に怒鳴られ…
-
小説『赤いカラス』【第2回】多田 幸生
突然妻を亡くしたことをきっかけに、二人の思い出が残る中国に渡ることにした。隣に座った女性が「タバコを吸ってもいいですか?」と言い...
-
小説『テラスの旅路Ⅰ』【最終回】響乃 みやこ
「僕の村にあいつらが押し寄せてきて、みんなを奴隷にしようとしたんだ。そして、抵抗した結果、みんな…」―語られる“臆病者”の過去
-
小説『テラスの旅路Ⅰ』【第25回】響乃 みやこ
雷が落ちて真っ赤に燃えた木が倒れかかってきているのに、足が全く動かない……このままじゃ本当に死んでしまう。だ、誰か…
-
小説『テラスの旅路Ⅰ』【第24回】響乃 みやこ
『ごめんね、幸せにしてあげられなくて…産んでごめんね』『産まなければよかった』…あの女の言葉がフラッシュバックする。
-
小説『テラスの旅路Ⅰ』【第23回】響乃 みやこ
「うん……中の下」――初対面の男子が私の顔を至近距離でじーっと見た後、すかした顔で放ったひとこと。
-
小説『テラスの旅路Ⅰ』【第22回】響乃 みやこ
ストーカーは"可愛い系男子"だった。つけてきていた理由は、私を「彼女にできるかどうかを確かめようかと…」だった。はぁ?
-
小説『テラスの旅路Ⅰ』【第21回】響乃 みやこ
え…土砂崩れ? 出口が塞がれ、道はなくなっていた。ルートを変えて日本海側を通っていくしかないが、命を落とす危険性も…
-
小説『テラスの旅路Ⅰ』【第20回】響乃 みやこ
「はぁ? なんだよ、あれ…!!」突如、巨大生物が現れた。その背中には、地面だと思っていた木や建物…陸地が、そのまま乗っかっていた
-
小説『テラスの旅路Ⅰ』【第19回】響乃 みやこ
星を見ながら楽しそうに話す彼女を見ると、笑みがこぼれた。何故かはわからないが、ただ「綺麗だな、って思って」
-
小説『テラスの旅路Ⅰ』【第18回】響乃 みやこ
えぇ? 思わず硬直した。肩にティーナが寄りかかっていた。一応声をかけてみたが、起きる気配は全くない。何をしていいか分からず…
-
小説『テラスの旅路Ⅰ』【第17回】響乃 みやこ
教えられた大量の情報を全て覚えているなんて、「記憶力がいい」のレベルを超えている…まるで、人間じゃないみたいだ。
-
小説『テラスの旅路Ⅰ』【第16回】響乃 みやこ
「300年前までは、人間もたくさんいて文明も栄えていた」という事実。当たり前の知識だと思っていたけど…知っているのは私だけ?
-
小説『テラスの旅路Ⅰ』【第15回】響乃 みやこ
黒猫を全力で追いかけていると、明らかに人為的に作られた川や橋、そして巨大な建造物が出てきた。猫はそこで立ち止まり…
-
小説『テラスの旅路Ⅰ』【第14回】響乃 みやこ
「…もしお前が死んだら、どうすんだよ」「その時は呪っていいよ」「呪うって…」ログは呆れ顔で私を見る。そして二人はともに…
-
小説『テラスの旅路Ⅰ』【第13回】響乃 みやこ
「お前は、人殺しと仲良くできるか?」そう言って一瞬私を睨みつけ、すぐに話題を切り替えた。…言いたいことがすぐに分かった。
-
小説『テラスの旅路Ⅰ』【第12回】響乃 みやこ
「あーしと一緒に旅しない?」冗談みたいな感じで誘ってみたが、食い気味で「やだよ。足手まといだ」…失礼過ぎない!?
-
小説『テラスの旅路Ⅰ』【第11回】響乃 みやこ
さっきまで私に牙を向けていた狼たちは、血まみれで倒れていた。訳も分からずいると「無事か?」――突如現れたその人は…
-
小説『テラスの旅路Ⅰ』【第10回】響乃 みやこ
まさか。全身が寒気に襲われる。スコープから目を離し、見上げると巨大な狼が立っていた。逃げたくても、周囲には既に他の狼たちが…
-
小説『テラスの旅路Ⅰ』【第9回】響乃 みやこ
彼女が遺した手紙は、まるで報告書だった。感情も何も含まれていない図鑑のような文。でも最後、たった一行だけメッセージが…
- 1
- 2