二 新(あら)鉢(ばち)を割るこの頃になると、政子も当初の失望感は消え去り表情も恍惚となって、その唇も半開きである。男は女の舌を自らの口中に招き入れ、上唇で上歯を覆うようにして己が唇を巧みに使い、ヌリヌリと舌と舌を絡めた。歯が当たらないように注意をしながら、唇で女の舌を抜くように舐めた。こうすることによって男の舌は自然と女の差し出した舌の下側になり、その先端は女の鋭敏な舌の付け根に接することにな…
小説の記事一覧
タグ「小説」の中で、絞り込み検索が行なえます。
探したいキーワード / 著者名 / 書籍名などを入力して検索してください。
複数キーワードで調べる場合は、単語ごとにスペースで区切って検索してください。
探したいキーワード / 著者名 / 書籍名などを入力して検索してください。
複数キーワードで調べる場合は、単語ごとにスペースで区切って検索してください。
-
小説『悪女万華鏡』【第7回】花山 天女
頼朝との初夜、『枕草子』にならい恥じらう姿を見せようとするも…
-
小説『月光組曲』【第8回】間埜 心響
「この人になら…」駅で見かけた少女に喫茶店の謎の女性、不可思議な町に精通した人物とは
-
小説『同じ名前の鳥が鳴く』【第3回】なつきめい
「やっぱり私、七美じゃないとイヤだよ」復縁を迫る元恋人を絶望させた一言
-
小説『白川郷―聖なるものの村―』【第6回】遊座 はるか
警察沙汰になった事件の発端を知って…「他人に言えない悩みを抱えているんだよ」
-
小説『議員宿舎の青春』【第9回】畔蒜 正雄
政界の話の後に…もじもじしながら話した「どうしても打ち明けたかったこと」
-
小説『第三のオンナ、』【第6回】椎名 雅史
事故死なんかじゃない…姉の自殺を確信した「授業ノートの殴り書き」
-
エッセイ『振り子の指す方へ』【第4回】山口 ゆり子
「心の闇が形作られてしまった」素直で可愛いばかりの妻が抱えた過去
-
小説『維新京都 医学事始』【第6回】山崎 悠人
「正々堂々、我と勝負しろ!」五摂家の子供にケンカを売る我が子に父親は…
-
小説『ノスタルジア』【第10回】森下 修作
宇宙には端がない…「果てについて考えることは無意味な考察」
-
小説『雲海のエガミ』【第3回】こた
【小説】一度も話したことのない美少女に、突然挨拶をされて…!?
-
小説『千恵ねえちゃん』【第2回】城 唯士
大きな音と衝撃で目が覚め…事故直後の「変わり果てた車内」
-
小説『べとべとべー』【第2回】わたなべ みゆき
【小説】「何も考えないで思いきり飛べ!」としおの前に突然現れたのは、羽の生えた小さな男の子
-
小説『近づく果実 』【第2回】鈴木 寂静
「やりたい職業に就けた」…負の気持ちを空高く舞い上げるほどの期待感
-
小説『ラガーマン ジャッカル翔』【第2回】上山 照
大きく鳴り響くハンドガンの音…大混乱の会場で翔がとった行動
-
小説『カトリーヌと囁き森』【第3回】智佳子 サガン
悲しみで「荒涼とした冬の海のような瞳」をした若者が探し求める本とは
-
小説『ヒミツのレクイエム』【第7回】氷満 圭一郎
自堕落な生活を送る息子…「いいご身分だねえ」母の嫌味に思わずほくそ笑む
-
小説『ヒズミのなかの住人たち』【第3回】葉 リヒロ
「生温かいゼリー状の液体に心が包まれるような夜」に出会ったあの人との関係
-
小説『泥の中で咲け[文庫改訂版]』【第5回】松谷 美善
詐欺をはたらき続けた人物が「人生は些細なことで大きく変わる」と語るワケ
-
小説『星空の下で』【第3回】つむぐ
【小説】先輩が語りだした昔話「星砂の話って知っているか?」
-
小説『奥会津の人魚姫』【第5回】西田 理酉
順風満帆といっても差し支えない日々が一転。きっかけは「妻の肺がん」