【前回の記事を読む】入学式当日「同伴者はいません。僕たちだけです」親友の両親は共働きで、僕はそもそも両親がいない。式は校歌斉唱を終え、残すところは閉式の辞のみ。進行役がまた朗々と締めの言葉を述べ、ようやくお開きとなった。一刻も早い式の終了を夢見て、プログラムの書かれた用紙を何度も無意味に確認し、式が終わる頃にはくしゃくしゃになっている現象は、あるあるなのかな。 現実的な空間に戻れる安堵を感じなが…
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小説『なでしこの記憶』【第9回】坪井 聖
「そんなんだから非モテなんだよ!」入学式で偶然の再会。しばらくむっとした顔で互いに睨み合い…
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小説『なでしこの記憶』【第8回】坪井 聖
入学式当日「同伴者はいません。僕たちだけです」親友の両親は共働きで、僕はそもそも両親がいない。
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小説『なでしこの記憶』【第7回】坪井 聖
高校の入学式、両親の仏壇に手を合わせ家を出た。最寄り駅に着くと、券売機前の柱の前に、目を疑う人物が…
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小説『なでしこの記憶』【第6回】坪井 聖
たくさんの人に問いたい。人の往来する場所で、フルネームを叫ばれた経験のある人はいますか?
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小説『なでしこの記憶』【第5回】坪井 聖
初対面で「デリカシーなさ男」呼ばわり。美しい顔立ちに反して、清楚とは無縁のお転婆な性格のようで…
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小説『なでしこの記憶』【第4回】坪井 聖
花屋の店先、彼女の額は汗ばみ、髪先に伝う水滴は艶を放っていた。阿呆になった僕の目は制御を失い…
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小説『なでしこの記憶』【第3回】坪井 聖
父を交通事故で、母を癌で亡くした。祖母には感謝しかないけど、こういうハレの日に自分の環境を呪ってしまう。
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小説『なでしこの記憶』【第2回】坪井 聖
「は? 何だよその単純で煩悩だらけの不純な理由は!」バスケ部に入る理由を聞いてあきれた。
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小説『なでしこの記憶』【新連載】坪井 聖
「病床の母が喜ぶから」ただそのために、描いていただけ。かつて天才と言われた中学生男子の現在。
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