深夜2時に発生した脚の痛みは、今までの怪我による痛みとしびれに加え、リハビリで酷使する膝関節痛、足の甲の過重痛、骨盤の激しい痛みが交錯したものだった。鎮痛剤を服用しても効かない。リハビリの先生から伝授頂いたマッサージを施し睡眠薬も追加で服用。朝陽を待ちわびた。以前にも触れたが、太陽の光が消える夜は、静寂の中、痛みの世界に取り残されたような孤独感に襲われる様子だ。妻を何とか救い出してあげたい。車椅…
自伝的エッセイの記事一覧
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エッセイ『朝陽を待ちわびて』【第12回】桜木 光一
「く、く、車椅子に乗れるようになったのですか?」ゼエゼエ言いながら部屋に飛び込んできた1人の若い男性看護師
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エッセイ『朝陽を待ちわびて』【第11回】桜木 光一
二度と立てないかもと諦めていた妻が…「立ったよ! 奇跡だ! 凄いよ!!」と叫び、下を向き泣いたリハビリ医師
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エッセイ『朝陽を待ちわびて』【第10回】桜木 光一
当たり前にできた「寝る、座る」が妻には地獄の苦しみに…毎日が限界との闘い
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エッセイ『朝陽を待ちわびて』【第9回】桜木 光一
夜、暗い廊下に出て「私の命と引き換えに妻を助けてほしい」と丸い月に何度も祈った
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エッセイ『人生のマイルストーン』【第3回】中嶋 照夫
第一回のミーティング参加人数は12人 青春時代からおよそ半世紀、発芽する友情
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エッセイ『朝陽を待ちわびて』【第8回】桜木 光一
夜通し壁を突き抜けて響く死の縁からの悲鳴。妻は激しい腹痛と左脚の痛みに襲われ気を失った
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エッセイ『記憶の旅に栞紐を挿み』【第3回】村瀬 俊幸
緊急入院から3週間後転院するため福祉タクシーに。車椅子に全身固定されワイヤーで車の中へ引き上げられる妻
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エッセイ『せっちゃんのアメリカ滞在日記 』【第3回】田渕 節子
結婚後も東京→アメリカを転々とする生活に終止符を打ち、タンゴ発祥の地ブエノスアイレスへ
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エッセイ『朝陽を待ちわびて』【第7回】桜木 光一
「いてくれれば、それだけでいい。いつか一緒にお家に帰ろう」叶わないかも……心の中のつぶやきに涙が流れた
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エッセイ『貧乏赤裸々』【最終回】平瀬 春吉
今まで頑張ってきてよかったなーとしみじみ思える「与生」があってこそ本来の人生
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エッセイ『知らぬが佛と知ってる佛』【第6回】丹澤 章八
二度目の癌手術、どんなに不安感情を払拭しようとも「知ってる佛」は望んだ返答を返してはくれない
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エッセイ『朝陽を待ちわびて』【第6回】桜木 光一
「なぜ投身前に見つけてあげられなかったのか?」自問自答は果てしなく続き、何度も悔やんだ
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エッセイ『朝陽を待ちわびて』【第5回】桜木 光一
「死んではならぬ」10分おきに心拍数の異常を示すモニターの警報が鳴り続けた…
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エッセイ『ぼくのこと、覚えてますか』【第5回】竹山 悟
「ハチのムサシは死んだのさ」 この歌を聞くと今も転校初日の光景が鮮やかに蘇ってくる
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エッセイ『WHAT A FANTASTIC RIDE ! せんべい屋さんの娘からアメリカの外交官になった私』【第9回】パーディ 恵美子
イスラエルに存在する社会主義的生活共同体キブツ。ここには給料というものがなく、代わりに与えられたものというのが…
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エッセイ『えこちゃんのドタバタ人生譚』【第4回】おかの えいこ
母とは対照的に穏やかだった父 ささやかな思い出を支える父のやさしさ
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エッセイ『朝陽を待ちわびて』【第4回】桜木 光一
8時間の手術、拒絶反応が発生するとすべてが無になる それでも決断を悩む理由はなかった
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エッセイ『屋久島、そして雲ノ平へ』【第7回】小梨 里子
ゼミ生活を満喫していたらあっという間に卒業間近になり地元に帰る前にあるチャレンジをすることに
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エッセイ『続・人災 子どもは親を選べない ~“毒親”は“家”を滅ぼす~』【第3回】深草 カオル
"毒親"のはじまりは何処にあるのか....。学者であった父方の祖父と母の関係をたどる
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エッセイ『ふしぎに出会う日々』【最終回】西谷 正文
古くから遠流の地として定められていた隠岐。鎌倉時代には、後鳥羽上皇と後醍醐天皇が隠岐に流され住民は現在の「牛突(うしつき)」につながる催しなどで上皇を慰めていた