夕方六時過ぎのことである。一人の訪問者が予告なく《昴》に現れた。これまで世界的に注目される建築を設計し、多くの先駆的な論文を発表してきた、日本建築界の長老と目される建築家磯原錬三だった。年齢は既に七十歳を超えているというのに、背筋をしゃんと伸ばし、常に若々しく、青年のように張りのある体躯を維持していた。幅広い人脈を駆使し、エネルギッシュな創造を続けるその姿には、いつも皆、目を見張らされていたので…
美術の記事一覧
タグ「美術」の中で、絞り込み検索が行なえます。
探したいキーワード / 著者名 / 書籍名などを入力して検索してください。
複数キーワードで調べる場合は、単語ごとにスペースで区切って検索してください。
探したいキーワード / 著者名 / 書籍名などを入力して検索してください。
複数キーワードで調べる場合は、単語ごとにスペースで区切って検索してください。
-
小説『緋色を背景にする女の肖像』【第6回】阿佐見 昭彦
日本建築界の長老に才能を認められた若き写真家
-
小説『緋色を背景にする女の肖像』【第5回】阿佐見 昭彦
ポルトガル民謡ファドの流れる開店前のバー《昴》にて
-
小説『緋色を背景にする女の肖像』【第4回】阿佐見 昭彦
「レゾンデートルを守らねば!」74歳・美術評論家の画策。
-
小説『緋色を背景にする女の肖像』【第3回】阿佐見 昭彦
テムズ川から仄かな風。ビッグ・ベンの鐘が零時を告げた。
-
小説『緋色を背景にする女の肖像』【第2回】阿佐見 昭彦
他殺の線が完全に否定されているわけでもない。
-
小説『緋色を背景にする女の肖像』【新連載】阿佐見 昭彦
ロンドンの高級住宅に一人で住む老人の身に何が起こったか?
-
エッセイ『古九谷を追う 加賀は信長・利休の理想郷であったのか』【第17回】西野 鉄郎
信行は信長の兄であり、嫡男ではないか?
-
エッセイ『古九谷を追う 加賀は信長・利休の理想郷であったのか』【第16回】西野 鉄郎
安土城は琵琶湖に浮かぶモンサンミッシェルなのだ
-
エッセイ『古九谷を追う 加賀は信長・利休の理想郷であったのか』【第15回】西野 鉄郎
キリスト教の世界観は安土城のどこにありますか?
-
エッセイ『古九谷を追う 加賀は信長・利休の理想郷であったのか』【第14回】西野 鉄郎
西洋文明に対抗するために富国強兵と殖産興業を急いだ
-
エッセイ『古九谷を追う 加賀は信長・利休の理想郷であったのか』【第13回】西野 鉄郎
信長のパラダイムシフトは茶器が一国一城に値する
-
エッセイ『古九谷を追う 加賀は信長・利休の理想郷であったのか』【第12回】西野 鉄郎
信長は安土を「アジアのローマ」にしようとしていた
-
エッセイ『古九谷を追う 加賀は信長・利休の理想郷であったのか』【第11回】西野 鉄郎
硯箱は漆塗りで、ヨーロッパではシガレット置きに化けた
-
エッセイ『古九谷を追う 加賀は信長・利休の理想郷であったのか』【第10回】西野 鉄郎
信長も秀吉もお金の「いろは」は、お金=信用だから、金貨を流通させるわけはない
-
エッセイ『古九谷を追う 加賀は信長・利休の理想郷であったのか』【第9回】西野 鉄郎
信長は鉄砲集団の指導を宣教師が連れてきた外国人に任せていた
-
エッセイ『古九谷を追う 加賀は信長・利休の理想郷であったのか』【第7回】西野 鉄郎
出身地の尾張にも似た尾山に変え、尾山で「信長の理想郷」を目指した
-
エッセイ『古九谷を追う 加賀は信長・利休の理想郷であったのか』【第6回】西野 鉄郎
信長は信定・信秀のゼニ経済(金銀発想)を継承する
-
エッセイ『古九谷を追う 加賀は信長・利休の理想郷であったのか』【第5回】西野 鉄郎
石高発想は信長の発想ではなく、家康の発想だからだ
-
エッセイ『古九谷を追う 加賀は信長・利休の理想郷であったのか』【第4回】西野 鉄郎
遺言状には信長の名前が数度出てくるが、秀吉の名は一切ない
-
エッセイ『古九谷を追う 加賀は信長・利休の理想郷であったのか』【第3回】西野 鉄郎
利家は「前田こそが織田の後継」の信念で、信長死後を生き抜いた