三 亀の前の厄難「おお、何と美しく可愛いお尻の穴じゃ、亀どの、そなたの裏ご門はまだ、殿のご寵愛を受けておらぬとみえるな、そうであれば、こちらの方も、有難く殿のお道具を授かるがよいぞ」菊座の蕾までが微妙で、誘うような表情ではっきりとその形を覗(のぞ)かせている。「何という、あさましい格好をさらしおって、しょむない女め。ケツの穴まで見せて、よう羞かしくもないものじゃ」と政子は蔑みの冷ややかな眼で吐き…
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小説『悪女万華鏡』【第16回】花山 天女
「何という、あさましい格好をさらしおって、しょむない女め」と罵った政子だが…
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小説『鶸色のすみか』【第9回】野原 ルイ
私達の進展のない間柄を象徴しているかのように、1年前と同じ場所に置いてあったお酒
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小説『不倫された側』【第9回】及川 夢
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小説『ぎんちゃんの生きとし生けるものとの対話ー里山生活編ー』【第4回】黒沢 賢成
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小説『カエルのつけもの石』【新連載】ひろみ
カエルの恩返しで嬉しい悲鳴!人間も動物もご先祖様までみんながつけものを食べにくる
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小説『聖なる川のほとりで』【新連載】飯島 恭広
【小説】夜行バスに揺られインド・リシケシへ。香辛料の刺激臭が充満するなか北を目指す
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人質を連れて抜け忍となった鳶加藤。婚約者をさらわれた尋一が追う
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小説『ミネルヴァの梟』【第4回】御田 観月
大臣経験のある議員との密談。密談内容を執拗に聞かれ、とっさに…
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小説『白川郷―聖なるものの村―』【第15回】遊座 はるか
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小説『同じ名前の鳥が鳴く』【第12回】なつきめい
デザイン事務所にインターン決定!嬉しいはずが彼が心無いことを言い始め…
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小説『北満のシリウス』【第7回】鎌田 一正
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小説『海渡るフォルトゥーナ』【第9回】鷹嶋 ちた
世阿弥の血を引く宮王家。金春座の脇家の職を守らねばないと語るが…
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小説『いつか海の見える街へ』【第9回】須賀 渚
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小説『オレンジ病棟』【第10回】朝丘 大介
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小説『第三のオンナ、』【第15回】椎名 雅史
先輩そっくりに変装し、姿を見せる…。復讐計画は順調に進んでいる。
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エッセイ『振り子の指す方へ』【第13回】山口 ゆり子
妻が流産してからの二年というもの、何がいけなかったのかとひたすら考え続けてきた
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小説『維新京都 医学事始』【第15回】山崎 悠人
明治三年京都~貴族の本文は学問にあり~万条房輔「医者」になることを決意する