反対側の窓を見ると車のすぐ横に、道路の真ん中を一両だけの電車が走っていて僕は驚いた。電車と車で共通の信号機を利用して、路線変更の譲り合いでうまく往き来している。でも車との距離がかなり近くて、カーブで曲がる時もスレスレだ。「うわっ、危ない!」一瞬、自分達の車がカーブを曲がる電車と接触しそうに見えた。「ハハッ、大丈夫やけん。車も電車もお互い気を付けとるよ、一応」「でも、ちゃんとした遮断機とか無いし、…
小説の記事一覧
タグ「小説」の中で、絞り込み検索が行なえます。
探したいキーワード / 著者名 / 書籍名などを入力して検索してください。
複数キーワードで調べる場合は、単語ごとにスペースで区切って検索してください。
探したいキーワード / 著者名 / 書籍名などを入力して検索してください。
複数キーワードで調べる場合は、単語ごとにスペースで区切って検索してください。
-
小説『ギフト』【第12回】北沢 いづみ
「僕も早く大人になりたい」思春期の少年が伊予で見た景色
-
小説『TEAM P 捜査一課特捜本部事件録』【第5回】泉 真一朗
【小説】ゴミ捨て場で発見された「女性の遺体」を前にして…
-
小説『となりの童話』【第6回】砕木麻呂
【童話】「オオカミだ!オオカミが来たぞー!」悪い嘘が引き起こした悲劇
-
エッセイ『卒業文集には「美しい人生を生きる」って書いたけど……ソープ嬢なう』【第4回】リョウコ&イズミ
「性サービス」を仕事にする女性が語る…どんな男性が来るのか
-
小説『朱の洞窟』【最終回】萬野 行子
「訳、分からん」子供たちが首を傾げた不思議な村の暮らしぶり
-
小説『あなたと虹を作るために』【第20回】福田 恭子
政治家が被災者の人数を語ると…夫が「大激怒」した悲しい理由
-
小説『一闡提の輩』【第11回】安達 信
【小説】父の「遺書」と思われる手紙に、書いてあったこと
-
小説『残滓』【第7回】水無 飛沫
【小説】「虎でもいい。私は、そのままのお前さんを愛そう」
-
小説『継体大王異聞』【第7回】讃 紫雲
「震えるほどに信じがたい」神事を受けた男の身に起きた奇跡とは
-
小説『20歳、奄美の夏物語』【第5回】織田 はじめ
「もう一度、彼女と行きたい」神秘的な“奄美の森”での思い出
-
小説『ミレニアムの黄昏』【第53回】生田 仁真
『遺書』を深読み…生前の彼女に「恋愛感情」を持っていたのか
-
小説『リップ』【第6回】森 久士
【エンタメSF小説】地獄のような大惨事から6600万年後…日本の資源探査衛星が発見したものとは?
-
小説『ジャズ・ラヴァーズ』【第2回】チェ・ジョンシク
楽器を片手に崖へ向かう…美しい演奏を終えた男がとった行動
-
小説『救国の独裁者』【第5回】山田 遼
「ミッドウェイ海戦の敗北で、山本の能力の限界は明らか」
-
小説『【文庫改訂版】女帝看護教員』【第17回】上野 武久
女帝看護教員も絶句…医師会長が言い放った「衝撃の一言」
-
小説『「本当の自分」殺人事件』【第12回】水木 三甫
顔を出した女としてのプライド「私こそこの男にふさわしい」
-
小説『憂い人と愁い神』【第5回】井田 素
【小説】神様に「ひとつだけ願いを叶えよう」と言われたが…
-
小説『松岡葵の生徒会日記』【第5回】明島 あさこ
【小説】「あの乱れた服装。校則違反だろ」でも女子には人気!
-
小説『遥かな幻想曲』【第28回】尾島 聡
「料金はもう十分いただいたので」…走行中に料金メーターを切ったタクシー運転手の真意
-
小説『東京スターオブライフ』【第17回】中澤 真弓
普段は温厚な隊長が豹変…消防署で行われる「審査会」とは?