要するに、執筆どころではなかったのだ。「書けないなら僕が書かせてあげようか?」「言ったでしょう。産みの苦しみは私のものだって」もともと私はコンスタントに書き続けられる作家ではない。スイッチが入るまでいつものたうち回っているし、この度は書籍化が決まったことで満足感や達成感に浸ってしまっていた部分もある。「そうやって悠長なこと言ってるから、いつまでも売れない小説家なのかもしれないけど」「大丈夫。君の…
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小説『人生の切り売り』【第4回】亀山 真一
不意に彼が、こちらへ向かって手を伸ばした。冷たい指先が顎を捕まえ、そして唇に…。
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小説『薔薇のしるべ』【新連載】最賀茂 真
庭仕事をしていると誰かが訪れた気配がして見に行くとそこにいたのは…
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小説『雪女』【新連載】佳 英児
「私人間じゃないの。『雪女』だと思ってくれればいいと思う」と告白してきた彼女
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小説『ネムとジド』【新連載】喜田 美樹
おしゃべりはうまくできないけれど、大声でうたいだすと動物たちが耳を澄まして…
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小説『猫の雨傘と僕のいる場所』【新連載】倉澤 兎
ショートカットの女子学生の「耳」にハッ! そして唐突にENDロールが流れ…
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エッセイ『保健師魂は眠らない』【最終回】真秀場 弥生
苦い経験となった保健師初仕事。保健師活動の根幹、それは「保健指導」
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小説『野球の子』【第4回】大藤 崇
グラウンドが見たくてたまらない! 寝台列車に揺られて甲子園球場へ
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小説『ぼくらの風船』【第4回】美山 よしの
「これは、弱虫の手紙だ」お父さんへの手紙。格好悪いところは見せたくない
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小説『しまなみ海道に消えたミス』【第4回】風向 良雄
愛媛県への観光客誘致イベント。ミス大洲は暑い中、一人の大男を見つけ…
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小説『波』【第4回】内木 宏延
「悲しいわ」って泣き叫んでいる君を見て僕はナイフを下に置いた。
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小説『迷いながら揺れ動く女のこころ』【第17回】松村 勝正
あの日深夜に主人の部屋での出来事があってから気持ちが揺らぎ、つい聞き耳を…
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小説『ナーダ・サーガ 「無の国の物語」』【第13回】茂木 光春
1分見つめると1週間、10分なら10週間の眠り…では蓋をあけたなら?
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小説『氷上の蠟燭』【第7回】安達 信
明治生まれの義母。代々呉服商人だった母方は三姉妹で婿養子をとることに
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小説『飛燕日記』【第13回】春乃 夜永
驚くほど音痴なため誘われたカラオケを断ると腕を激しくかきむしりはじめ…
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小説『勇者2人の最強パーティー』【第8回】有木 和人
自分達は簡単に死んではいけない存在…母のような院長の言葉に「!!」
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小説『恋愛配達』【第14回】氷満 圭一郎
覗き込むような上目遣いでドアから顔を出し、「あら、いらっしゃい」と僕を迎え入れた
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小説『 ニシベツ伝記』【第21回】草野 謙次郎
酪農民と漁師大いに盛り上がる。この中から婿候補が現れる!?
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小説『ザ・バサラ』【第13回】加藤 達乃進
疲労が出始めた頃に仕掛けられた今川軍。戦いは義元の本陣旗本一千対信長軍二千
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小説『曽我兄弟より熱を込めて』【第12回】坂口 螢火
十にもならぬ兄弟の仇討ち。秘密にしようとしても、大人は誤魔化せず…。
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小説『はなのことのは ものがたり』【第14回】なるかみのいかづち
「お父さん、仕事頑張ってね」笑顔で送りだした父は変わり果てた姿に…