やっと大学に合格して上京した恭平は、大切にしていた二つの風船のうち一つを手放してしまった。後ろ髪を引かれつつも恭平から別れを告げたのは、幾多のライバルを蹴散らして懸命に追い続け、ファースト・キスを交わした珠玉の恋人、佳緒里だった。そして、幼馴染みとして十数年も顔を合わせていながら、手さえ握ったことのない雅子に、恭平は強く傾倒していった。「くそっ、いつだってこうなんだ。俺って奴は……」恭平は一方的…
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小説『イエスタデイを少しだけ』【第2回】惣才 翼
腹を立てて受話器を伏せてから2日後、彼女から速達が届いた。中には手紙とお札。「初めて会ったのは、小学校五年生の春でした。あの頃は......」
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小説『赤い大河』【第10回】塚本 正巳
スリーサイズを聞いた女性からの誘いで、バイト先のカジノバーへ向かう二人。そこは物騒な噂が絶えない区画で、危険な香りが漂い…
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小説『SHINJUKU DELETE』【第19回】華嶌 華
ラブホテルから出てくる、推しと女の写真…真実がなんであれ、彼は「男」になった。愕然とした。汚らわしい。吐き続けた。
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小説『ヒスイ継承』【第6回】守門 和夫
「グループ研究、おもしろそうだからいっしょにやるけど、二つだけ条件があるんだ」と言われ「なに?」とたずねると…
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小説『浜椿の咲く町[人気連載ピックアップ]』【第38回】行久 彬
泣く泣く置いてきた息子が父親に叩かれて痣のできるほどつらい目に合わされているとは夢にも思っていなかった…
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小説『近づく果実 』【最終回】鈴木 寂静
「ありがとう、お父さん」…家族みんなの顔も頬が緩み、兄はつい「ワァ、ハハハー」と声を上げた。その笑い声はみんなに伝染した
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小説『SHINJUKU DELETE』【第18回】華嶌 華
面倒臭えな。《今どこにいるの?》《何か辛いことでもあった?》《お返事ちょうだいね》大人のくせに。偽善者に心配されたくない。
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小説『おーい、村長さん』【第14回】浅野 トシユキ
「どんなにイヤなことがあっても我慢するんだよ。もし、悲しくなったり辛くなったら…」15歳、実家を離れて就職する私に母は…
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小説『メグ動物病院』【第10回】後藤 あや
「こんな料金でいいんですか、今までのお医者さんは…」と言おうとしたら、イケメン獣医は「この料金、むしろぼったくり」と…
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小説『浜椿の咲く町[人気連載ピックアップ]』【第37回】行久 彬
「自分はこうして歳を取り朽ちて行くのか…」――変化の無い毎日のなか一本の電話があり…
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小説『人生の切り売り』【第10回】亀山 真一
初めての恋人をネタにした話を書いたら映画化!さらに続編を企画してもらえないかと嬉しいオファー
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小説『ラガーマン ジャッカル翔』【最終回】上山 照
「襲われたのは、出張中の日本の商社マン。その人は襲ってきた二人を撃退したらしい。」…それってもしかして、ラガーマンの彼!?
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小説『SHINJUKU DELETE』【第17回】華嶌 華
欲しいものない? 行きたいとこは? 誕生日いつ? 何が欲しい?…なんでもしてあげるから、どうか私を嫌わないで。ずっとそばにいて
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小説『標本室の男』【第39回】均埜 権兵衛
目の不自由な妹をカメラに収めていた男――一体何者なのか…ハンドルに齧りつくようにして男の後を尾行した
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小説『浜椿の咲く町[人気連載ピックアップ]』【第36回】行久 彬
着の身着のまま出て来た大阪――あれから2年が経ち、30台前半の丸みを帯びた体からは抑え切れない色香が漂い…
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小説『SHINJUKU DELETE』【第16回】華嶌 華
私がいなければ、この子は途方に暮れる、暮れてほしい。エゴ?…だとしても、もっと近づきたかった。もっと。もっと。もっと。もっと
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小説『薔薇のしるべ』【第7回】最賀茂 真
薔薇を、私の薔薇を見ている! それほど熱心に見てもらえるなんてと、突然喜びが湧いてきて…
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小説『浜椿の咲く町[人気連載ピックアップ]』【第35回】行久 彬
小学校四年生の時に転校した彼が戻っている――甘酸っぱい気持ちが湧き上がりくすぐったいような暖かい笑いも込み上げてきて…
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小説『カトリーヌと囁き森』【最終回】智佳子 サガン
白髪まじりの伸びっぱなしの髪をくしゃくしゃにした老紳士。窓辺に毎朝やってくるツグミを見ると…
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小説『SHINJUKU DELETE』【第15回】華嶌 華
(東京に出れば何かが変わる。東京にさえ行けば、きっと…)実際はどうだ。トー横に流れ着いた。風俗、パパ活、たちんぼ…