【前回の記事を読む】「感謝なんかしてないくせによく書けたね」気持ちを素直に綴った手紙は、予想通り毒母の逆鱗に触れた。卒業前の3学期に当たる期間、3年生は実質お休みで学校には行かなくていいので、その間は大阪に少し行った後はずっと山口家で寝泊まりしていた。その頃のお母さんからは、私に対する憎しみすら感じるようになり、家が嫌でたまらなかったからだ。もちろん笑顔もない。顔も能面のようで気味が悪かった。そ…
エッセイ
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『遠い夢の向こうのママ 毒親の虐待と夫のDVを越えて』【第12回】かおる
憎しみに溢れた、能面のような毒母の顔。大学進学を機に家を離れた。見送りはいらないと言い残し、ひとりで駅に向かった。
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『脳卒中が拓いた私の人生』【第2回】関 啓子
大卒女子学生の就職氷河期。私は「お茶汲み」「受付嬢」ではなく「総合職」レベルの待遇を保証してくれた某銀行の行員になったが…
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『とりあえず筋トレしろ』【第7回】Kouki Okumura
筋トレが就活、人生までも変える驚きの真実。服や髪型に過度にお金をかけるより、筋トレをするほうが遥かにコスパが良いのである
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『記憶の旅に栞紐を挿み[人気連載ピックアップ]』【第12回】村瀬 俊幸
義父母への親孝行は何一つできなかった。二人の最期、「娘を頼む」という声は受け止めたはずだ。だけど、その約束は未だに…
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『振り子の指す方へ[人気連載ピックアップ]』【第19回】山口 ゆり子
何故、妹の夫に体を許してしまったのだろう。ただ、妹の夫であるというだけで、あの人が手放しで褒めた人というだけで…
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『良子という女[注目連載ピックアップ]』【第9回】野村 よし
「検査結果次第で、余命は1年。」先生から聞いた妻の病状…妻は聞きたがらなかったし、私も話したくなかった。
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『遠い夢の向こうのママ[人気連載ピックアップ]』【第11回】かおる
「感謝なんかしてないくせによく書けたね」気持ちを素直に綴った手紙は、予想通り毒母の逆鱗に触れた。
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『犬のバトン』【第2回】竹本 祐子
帰宅すると、壊れた首輪が転がっているだけでピッポがいない。歩きと車で1時間以上近隣を探し回ったのに見つからず…
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『最高のセカンドライフは海外転職で』【最終回】宮永 保文
ジャカルタから来た大学生男女八人と一緒にエンジン付きの大型ボートに乗り込み無人島へ
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『59才 失くした物と得た物[人気連載ピックアップ]』【最終回】有村 月
コロナ禍のわずか1年の間に夫と母を亡くした。ダンナの1周忌の命日に、大泣きしながら墓の手入れをしていると…
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『記憶の旅に栞紐を挿み[人気連載ピックアップ]』【第11回】村瀬 俊幸
「自宅から少し歩くだけで浜に出られた」と、妻の故郷のことは聞いたことがあるが…私は、妻自身のことをほとんど知らない。
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『振り子の指す方へ[人気連載ピックアップ]』【第18回】山口 ゆり子
堪らず見開いた視界に、亜希子が先ほどまで身体を預け快楽を貪りあっていた男はいなかった…
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『良子という女[注目連載ピックアップ]』【第8回】野村 よし
「快気祝いは京都でやろう。お前が行きたい店に連れて行く。早く元気になってよ」「来年は賢島へ行こう。おいしい鮑を食おう」
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『元気発進』【第2回】永吉 大洋
町長から役場全職員宛に「元気発進」メール:霞が関に研修。皆さん、様々なことを試みていますね。中川町も負けたくないですね。
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『遠い夢の向こうのママ[人気連載ピックアップ]』【第10回】かおる
中学生になってもブラジャーを買ってもらえなかった。C~Dカップなのにノーブラで、胸が揺れることを同級生にからかわれた。
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『最高のセカンドライフは海外転職で』【第23回】宮永 保文
世界サーフィンのチャンピオンシップも行われたサーファーの間では有名な海岸「プラウ・メラ」
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『59才 失くした物と得た物[人気連載ピックアップ]』【第3回】有村 月
震える手で息子に連絡を入れ病院へ急いだものの「間に合わなかった―」最後にただ一声だけでも夫の声が聞きたかった…
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『記憶の旅に栞紐を挿み[人気連載ピックアップ]』【第10回】村瀬 俊幸
妻の生活はリハビリが中心。それでも、読書や書写を始め、好きな時間に一人で歩くことも増えた。そんなここでの暮らしは…
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『振り子の指す方へ[人気連載ピックアップ]』【第17回】山口 ゆり子
妻の姉をソファーに連れて行き、そこにそっと横たえた。彼女は泣き続けながらも、それに抵抗することはなかった
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『良子という女[注目連載ピックアップ]』【第7回】野村 よし
「あなた、私は幸せでした」…妻は状況を直感していたのだ。私は言葉を返すことができず、妻から離れた。