母はおもむろに毛鉤を出して、近くの川へ行こうと、私を誘ったのです。私は母の後をついていきました。毛鉤に糸をつけ短い竿を川に落とします。そうして少しずつ竿を動かします。毛鉤はまるで蚊のような形をしています。魚はそれを餌と思いそれに飛びつくのです。私はびっくりしました。こんな魚釣りをしたことがありませんでした。面白いくらい小魚が釣れるのです。母は子供の頃こうやって魚釣りをしていたのでしょうか? 母と…
エッセイ
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『オモニへの讃歌』【第11回】李 順子
従妹たちとの初対面...韓国人は親戚を大事にすると聞いていたとおり、まるで昔から知っていたかのように話が弾む。
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『ねぇねぇみかどのおばさん』【第11回】六谷 陽子
反抗期はちょっと長めのハシカみたいなもの 母親たちの良き相談相手として話を聞く母の姿。
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『今を大切に 君の人生だよ[復刻連載]』【第2回】青山 珪香
「からたちの花が咲いたよ。白い白い花が咲いたよ。」(北原白秋)他…書家による作品集『今を大切に 君の人生だよ』より
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『貧しさは人生の花』【第16回】伊藤 フサ子
セーラー服を「寝押し」すると畳の目がくっきり...新しい制服で学校に通えるのが夢のようだった。
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『続・夫と歩いた日本すみずみ』【第11回】花房 啓子
新緑がきれいな時候なので、玉野市の深山公園をめざしました。
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『医療者のことばの持つ力』【第7回】田中 順也
先生からは、もうこの病院では治療することができないと言われ…。そして、僕に聞こえないようにどこかに電話をしながら泣いていた母
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『どうして君は「不器用な生き方」しかできないのか』【第7回】坂入 実
中学生の時には既にいっぱしの研究者? 憧れや好奇心が学力を伸ばす一方、自信は思うようについてこなかった
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『腐敗した医療製薬複合体によるワクチン薬害』【第15回】伊藤 裕幸
私が拘置所で拘留されている間に自宅ではあるはずのないノートが発見される。関係者の誰かが私を陥れるために...
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『ALSなんか怖くない』【第22回】堀内 昌子
【闘病記コンテスト大賞】「在宅介護は力勝負だ」夫の朝起きてすぐのトイレには、妻一人ではとても対処しきれない。
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『マルチステージを謳歌する100年時代の人生戦略』【最終回】吉野 誠
長寿大国日本。人生100年時代に入り、極めて重要となる「マルチステージ」 私が実践してきた経験から3つのポイントをご紹介
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『中学最後の決断』【第9回】新澤 唯
美しい街並みが広がるヴェネツィア。しかしヴェネツィアは環境問題が最も深刻な都市の一つでもある。
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『老人ホーム施設長奮闘記』【第15回】山田 勝義
老人ホームを見学する際、"ある質問"をしてみると、その施設の本質が垣間見れるかも...?
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『四国八十八カ所』【第12回】深山 無行
参拝で清算する過去の諸悪行 心を整理整頓し、3つの信仰と十戒を心に人生を歩んでいく
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『世の中捨てたもんじゃないよ』【第11回】山田 高司
P・オースター著『ムーン・パレス』1970年代の若者の心象を色濃く表現した、孤独と闇の中でもがく男の成長物語
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『ギリシアの遺跡を訪ねて』【第3回】荻田 譲二
アルカイック時代の到来。その遺構は今日もギリシア人の富と芸術性の高まりを雄弁に物語る。
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『朝陽を待ちわびて』【最終回】桜木 光一
落下の衝撃で左脚付け根の骨が右よりも5センチ上にずれていた…「妻を助けてあげてほしい」手のひらに舞い降りた一粒の雪に祈った
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『嫁姑奮戦記[人気連載ピックアップ]』【最終回】大野 公子
平成十二年十一月七日、姑は逝った。八十八歳だった。姑の気持ちを察せず、 悪いことをしたと悔やんだ…
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『パパこそ日記をつけなさい』【第18回】パパコーチゆーき(浅黄 祐樹)
「習い事」はやめ時を決めてスタートする。やり抜く力を育てるためのベストなやめ時とは...?
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『朝陽を待ちわびて』【第20回】桜木 光一
全ては一瞬の出来事だった。バランスを崩し転倒した妻。プラスチックの箱は大きな音を立てて壊れ…
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『嫁姑奮戦記[人気連載ピックアップ]』【第19回】大野 公子
長い介護となると実の親子でさえ、ぎくしゃくしてくることもある。ましてや嫁姑間となると…。世の夫族は分かっていないことが多い