【前回の記事を読む】二度の流産の末にやっと男の子に恵まれた。すると次々と子を授かり、一気に三人兄妹へ――そんな矢先、舅が倒れてしまい…ケガでお金がかかった。治療費や応援の人手に賃金も払った。少しでも稼ぎたい。ハルはオート三輪に鶏卵や果樹園のリンゴやナシ、畑のカボチャやイモを積み、渉と一緒に街に引き売りに出かけてみた。土日の朝いちばんだけ、一軒一軒訪問して売り込むことに。訪問販売などしたことがない…
小説
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『老楽』【第9回】遠藤 トク子
「ばあちゃんはふだん優しいんだけど……怒ると、痛い」と口をそろえる孫。手が早いけれど…婆ちゃん子の孫たち
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『地上に輝く星たち』【第8回】カスミ シズカ
「早く自由になりたい」好きなことは絵を描くこと。でも友人の話題は勉強ばかり...次第に劣等感と疎外感が募っていき...
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『たかちゃん幻想絵巻』【第8回】齋藤 務
「お尻の匂いを嗅げば分かるんだよ」祖母は必ず熟した甘いメロンを選び出した。しかし、傍から見るとその姿はあまりに…
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『夢を叶えた、バツイチ香子と最強の恋男』【第7回】武 きき
「結婚してください」「喜んで」――彼は薬指にダイヤの指輪をはめてくれた。「こんなに結婚生活が幸せとは思わなかったよ」
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『トオル』【第3回】井原 淑子
息子が眠る治療室は、窓全開で網戸に埃。天井から雨漏りのように何かの液が滴り落ちてきて…
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『この子ばっかしゃ』【第3回】石田 哲彌
俺の父ちゃんはなんのために戦い、なんのために死んだんだ!もしも日本が勝っていたら自由で豊かな日本は生まれたのか
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『訳アリな私でも、愛してくれますか』【第13回】十束 千鶴
隣りの部屋の住人は同期の男性だった! 同期が壁一枚隔てた向こうにいると思うと気が抜けず…
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『夢を叶えた、バツイチ香子と最強の恋男』【第6回】武 きき
「私、こんなに幸せでいいんですか?」「僕のそばにいてくれるだけでいいんだよ」抱きしめて、キスをして……舌を絡ませて……
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『七つのショートしょーと』【第3回】なつ野 一五
「私物を整理したい…」妻が初めて吐いた弱音。一泊だけ許され、一緒に身体を洗った。骨と皮のような身体に何度も頬ずりし…
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『天界の者達』【第3回】安田 員壽
「宗教による食の制限には、反対だ」場所によっては肉しかない。肉を、食わねばどう生きれば良いのか?
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『ヤモリの慟哭』【第3回】緒方 樹人
アウンサンスー・チー国家最高顧問の父で、国民から国父と呼ばれたアウンサン将軍は暗殺された。
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『これからの「優秀」って、なんだろう?』【第13回】中村 隆紀
「ナニ語で考えているのか、わからない」3ヶ国語を話せる香港生まれ日本育ちの男性の葛藤
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『夢を叶えた、バツイチ香子と最強の恋男』【第5回】武 きき
「私、初めてです。こんなに気持ちがいいって…」――彼の顔を見るのが恥ずかしい。顔が赤くなっているのが自分でも分かった
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『因果』【第8回】愉怪屋 編
「死にかけの野良猫引き取るのに、金払えはないんじゃないの?」ケージを足蹴にして、男は保護団体のスタッフに噛みついた。
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『夢を叶えた、バツイチ香子と最強の恋男』【第4回】武 きき
「綺麗だ」バスタオルが落ち、丸裸になった私を彼は抱きしめた。「抱いていいかい?」手を引かれ、そのまま寝室へ行き…
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『師匠と弟子のワンダーランド』【第8回】儀賀 保秀
「歴史ある落語会で史上初!3日連続、弟子入りを志願」…しかし、弟子をとるべきか?
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『悪魔に下す鉄槌』【最終回】南 十士郎
ヤクを捌く簡単な仕事だったはずなのに失敗に終わり、相手からは信頼を失った。失敗の原因は…
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『余白』【第7回】山本 実咲
男と会うとき、特段何も思わない。ただただ今日はできる相手なのかどうか。私は高校生以来、我を忘れるような恋をしていない…
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『あなたの子供が生みたかった』【最終回】水木 三甫
「僕がお兄ちゃんを殺したんだ」幼い子供の事件は事故として処理された。葬式の翌日から、普段どおりに遊び始め…
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『岐路』【第6回】田中 建彦、田中 充恵
飛び起きて枕元の刀を掴むと、盗人の男は頭を畳に擦り付けていた。「お許し下さるご器量に、心がとろけてしまいました。」