「何?」『君が、警察に実名で通報するんだ。そうすればこの事件の指揮を執っている刑事に繋がるはずだ。警視庁捜査一課の貝崎啓一に』「……!」まさか、と仲山は驚く。ここで貝崎の名前が出てくるとは思わなかったのだ。仲山は貝崎とは面識があった。というより、お互いによく知る仲なのだ。ここ五年は付き合いがないとはいえ、まだ縁が切れた人物とはいえない。この犯人は、自分と貝崎に面識があることを知っているのだろうか…
[連載]再愛なる聖槍
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小説『再愛なる聖槍』【第21回】由野 寿和
「他の乗客を生かすも殺すも君次第だ」犯人からの通信…なぜ俺なんだ? なぜ俺はあの夫婦に代わって生き残った? 目的はなんだ?
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小説『再愛なる聖槍』【第20回】由野 寿和
「人質なら俺だけでいい。娘だけでも…」―再び”小人”からの連絡。このゴンドラはいずれ全て落ちる…つまり全員死ぬ?
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小説『再愛なる聖槍』【第19回】由野 寿和
「サンタは、親なんだって」娘のいたずらっぽい笑顔は昔の妻に似ていて懐かしい気持ちになった
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小説『再愛なる聖槍』【第18回】由野 寿和
これは、運命なんだろう。全ては五年前から繋がっている。燃えたゴンドラに残された身分証明を元に捜査員が自宅へ向かうと...
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小説『再愛なる聖槍』【第17回】由野 寿和
「とても雰囲気のいいお父さんとお子さんでした」鮮明に記憶された父と子の姿
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小説『再愛なる聖槍』【第16回】由野 寿和
冷静な対応が疑いの元に…。警察に強い口調で観覧車の事故について問い正され…
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小説『再愛なる聖槍』【第15回】由野 寿和
最新型の観覧車。ゴンドラの落下は「ありえない」とスタッフは断言…
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小説『再愛なる聖槍』【第14回】由野 寿和
これは計画的な殺人で、犯人がいると教えてくれた人から警察は信用するなと言われ…
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小説『再愛なる聖槍』【第13回】由野 寿和
たった1秒間の犯行?ハッキングだとしても、出来ることは限られている…
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小説『再愛なる聖槍』【第12回】由野 寿和
事故ではなく観覧車ジャック?2万人以上の客と関係者のリストを洗え!
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小説『再愛なる聖槍』【第11回】由野 寿和
ゴンドラの不自然な落下事故。係員の女性が「これは計画的殺人です」と証言…
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小説『再愛なる聖槍』【第10回】由野 寿和
クリスマスイブ、展望型巨大観覧車『ドリームアイ』が予期せぬ停止。そしてゴンドラの不自然な落下事故・・・
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小説『再愛なる聖槍』【第9回】由野 寿和
観覧車ジャックでゴンドラに監禁。頼りは大学生バイトの少女のみ
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小説『再愛なる聖槍』【第8回】由野 寿和
地上に墜落し火の手が上がるゴンドラ…混乱の中、仲山がとった行動
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小説『再愛なる聖槍』【第7回】由野 寿和
「まさか、やめろ!」娘と乗っていたゴンドラが何者かにハイジャックされて…
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小説『再愛なる聖槍』【第6回】由野 寿和
「きゃあ」突然ゴンドラが不自然に揺れて…「事件性があるかもしれない」
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小説『再愛なる聖槍』【第5回】由野 寿和
娘がジュースをこぼしてしまったのに「クリスマスプレゼントだよ」優しい老紳士の対応
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小説『再愛なる聖槍』【第4回】由野 寿和
思わず息を飲む…遊園地で娘を叱責する父親が驚いた「迷子の理由」
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小説『再愛なる聖槍』【第3回】由野 寿和
「待ってられるか、俺の娘だ!」娘が迷子になり…体が酷く震え出す父
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小説『再愛なる聖槍』【第2回】由野 寿和
離婚した妻と娘と久しぶりに再会。元妻から「大事な話があるの」
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