そんな父も母親譲りの激しい気性の持ち主だった。しかも、母親の溺愛と父親の七光りでわがままに育っているから、祖母よりさらにバージョンアップされていたのではないかと思う。ものすごく神経質で短気で激昂しやすい上に自己中心的という、かなりキツい性格だった。私が思うに、男であるだけに、祖母より父の方が恐ろしかったのではないだろうか。これも母から聞いたエピソードである。祖母がとある布地を母に見せて、これで自…
[連載]続・人災 子どもは親を選べない ~“毒親”は“家”を滅ぼす~
-
エッセイ『続・人災 子どもは親を選べない ~“毒親”は“家”を滅ぼす~』【第4回】深草 カオル
父は妻や子どもに対して容赦なかった。子どもに対しても手のひらの跡がくっきり残る程の平手が頬に飛んできた。
-
エッセイ『続・人災 子どもは親を選べない ~“毒親”は“家”を滅ぼす~』【第3回】深草 カオル
"毒親"のはじまりは何処にあるのか....。学者であった父方の祖父と母の関係をたどる
-
エッセイ『続・人災 子どもは親を選べない ~“毒親”は“家”を滅ぼす~』【第2回】深草 カオル
母は恋愛経験どころか恋愛感情を抱いた経験もないまま父とお見合い結婚
-
エッセイ『続・人災 子どもは親を選べない ~“毒親”は“家”を滅ぼす~』【新連載】深草 カオル
子どもは親を選ぶことができない!? この世で最も軽蔑する「毒親」である私の両親