数分待って、僕を含めた三名がそろった時点で「そろそろ、行きましょうかぁ」とOLの甲高い声と共に面接試験ブースまで移動。集団面接だろうなという僕の推測は確信に変わった。そのブースに入ると、三十代後半のメガネ面接官が長机の向こう側に座っていた。それと対峙するような形で僕ら三名も席についた。僕は一番左側の席に座り、緊張しながら笑顔を作って面接官を見つめた。「面接では笑顔が命」と、アルバイト情報誌の面接…
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