第一章 家族ネタ
母と娘の会話
A 電車に乗ってたら、向かいに座ってる母娘がいてな。
B そら電車には女の子も母親も乗るの当たり前やんか。
A その女の子がな、お母さん、私弟がほしいねん。お母さん産んでって、頼んでるねん。
B えらい事を、いとも簡単に言うてくれるなあ。まあ少子化の時代やから、産めよ増やせよで、ええんとちゃうか。お母ちゃん頑張って産んだったらええんとちゃうか。
A そんな簡単に言うな。
B お母ちゃんは、どう答えてん。
A もうお母ちゃんには、産む力はないわって言うてんねん。
B えらい寂しい事言うてんねんな。
A そしたら女の子が、お父さんに産ませればいいやんって言うねん。
B そんな無茶な。
A おもろいこと言う女の子やろ。俺興味あるから、耳ダンボにして聞いとったがな。
B お母ちゃん困っとるやろ。
A 男の人は生理が無いからダメなんよ。
B どうして生理が無いとダメなん。
A 気持ち悪いなあ。急に女の子になったんかい。
B 俺が女の子の役引き受けるわ。
A 俺が母親役やるんかい。ハイハイ分かりました。生理ってのは、排卵作用でしょ。男は排卵せえへんねん。
B 男も生理あるよ。
A なんで男も生理があると思うねん。
B だって伊藤さん家ちのお兄さん、夜中にコソコソ洗面所で、パンツ洗濯してはってんって。ほら男も生理あるやろ。
A それはやなあ、困ったなあ、どない説明したらええねん。まあほんなら男も生理があるとしよう。でも男には卵巣がないやろ。そやから卵が出てけえへんねん。
B 出てくるねん。
A ええ! 出てくる、どこから出てくるん?