「てっぺんに着いたぞー!」早春の日差しが暖かいある日、晴れやかな声が澄み切った空に響いた。三歳ほどの男の子を背におぶった父親と見られる男が、バスケットを手に持ち、曇りのない表情で丘の上に立っていた。その横には、年齢は十歳ほどだろうか、可愛い服を着たおしゃまな少女の手を引いた、母親の姿が並ぶ。一家は、草原にある小高い丘の頂上を目指し、たった今、たどり着いたところだった。男の子はキャッキャッと笑い、…
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