斗南の地粟さえとれず葦茂り時移り来し今ラムサール沼
【旅の歌】
平成二十六年
*松本・牛伏寺
仁王門金剛にらむその先に紫淡くききょう群れさく
*みなかみ町・名胡桃城跡
名胡桃城足もと広く黄金の穂土塁のあざみ一叢あかく
医師として、多くの命と向き合ってきた著者が綴る、日常、仕事、家族のこと――。
本書では、著者が趣味で書き溜めた短歌を一冊にまとめた。
季節の歌や旅の歌に加え、本業である医者としての日常や患者との出会いなどに関する歌も収められている。
温かな生命が宿る短歌を連載でお届けします。
斗南の地粟さえとれず葦茂り時移り来し今ラムサール沼
【旅の歌】
平成二十六年
*松本・牛伏寺
仁王門金剛にらむその先に紫淡くききょう群れさく
*みなかみ町・名胡桃城跡
名胡桃城足もと広く黄金の穂土塁のあざみ一叢あかく