地図を指でなぞりながら場所を確認している。「そうですね、モザンビークは日本の倍くらいの面積があり人口は二千万人強。首都マプートはその最も南にあります。元々はポルトガル領ですが、今から三十年ほど前の一九七五年に独立しています。マドールタイヤはポルトガルのメーカーがモザンビークに進出したものですが、独立後に国有化されたそうです」秋山は持って来たメモを見ながら言った。「あっ、そうか、どうも聞いたことが…
新着記事一覧
-
小説『アパルトヘイトの残滓』【第10回】竹中 寛
買収前の幹部を残して会社を経営させ、業績悪化
-
俳句・短歌『歌集 風音』【第10回】松下 正樹
歌集「風音」より三首
-
エッセイ『六根清浄 親と子の絆』【第32回】永久
「行政の力では何もできない」私は、DVから逃げられなかった
-
ビジネス『ヒューマンエラー防止対策』【第17回】尾﨑 裕
スイスチーズモデルの概念とは?ヒューマンエラー対策を知る
-
エッセイ『新・健康夜咄』【第9回】髙山 哲夫
心臓、呼吸器、腹部の音…1本の聴診器が教えてくれること
-
小説『花を、慕う』【第46回】堀田 冀陸
「なぜ変装を?」太い眉の下で少年のような目が笑っている
-
エッセイ『古九谷を追う 加賀は信長・利休の理想郷であったのか』【第24回】西野 鉄郎
加賀藩を「アジアのローマ」にしようと試みた高山右近の戦略
-
エッセイ『ありがとうをもう一度』【第33回】残間 昭彦
母は次第に顔をゆがませ、電話を突き返しメソメソ…
-
俳句・短歌『地雷の如く』【第20回】馬場 美那子
句集「地雷の如く」より三句
-
俳句・短歌『歌集 忘らえなくに』【第10回】松下 正樹
歌集「忘らえなくに」より三首
-
小説『異世界縄文タイムトラベル』【第22回】水之 夢端
歴史を変えないことが、ここで生きる最低限のルール
-
エッセイ『もうええわ!』【第7回】井上 のぶこ
女は強欲ではない。男がそういう女を作ってしまったんだ。
-
評論『ストップthe熟年離婚』【第27回】
人生100年時代における「夫婦の役割分担交代」のススメ
-
評論『発達障がいに困っている人びと』【第11回】鈴木 直光
発達障がいの代表的な症例チェック…6個当てはまったら?
-
健康・暮らし・子育て『未来の医師を救う医療事故調査制度とは何か』【第9回】小田原 良治
「異状死体」を明確に定義づけた東京高裁判決を最高裁は支持
-
俳句・短歌『花と散りにし』【第9回】松下 正樹
歌集「花と散りにし」より三首
-
ビジネス『確実に利益を上げる会社は人を資産とみなす』【第14回】松久 久也
昔ながらのOJTでは教育が不十分…需要が高まるOFF-JT
-
ビジネス『MBA的医療経営』【第8回】角田 圭雄
インターネットにより知識が急速に普及し、陳腐化する現代
-
小説『異世界縄文タイムトラベル』【第21回】水之 夢端
「三か月。冬が来るまでには」キャンプ場を塀で囲む計画
-
エッセイ『認知症介護自宅ケア奮闘記 私の知恵と工夫』【第7回】棚橋 正夫
「お父さんと一緒やったら行くわ」と言ってくれた。