この日は検査結果を聞いた後に、夜勤明けの亜希子と逢うことになっていた。春彦の胃から採取されたポリープは良性で、不調の原因は縞状(しまじょう)発赤(ほっせき)という胃炎だった。その医師は春彦から、服薬状況とその経過を丹念に確認した。結果は良好で、無罪放免を言い渡され春彦は、浮かれ調子でいそいそと会計を済ませた。院内にあるそのカフェを春彦に教えたのは、他でもない亜希子自身だった。検査の帰りに偶然にも…
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