【この本の登場人物はこちら】1 その夜は、まゆみが予約しておいたホテルに宿泊した。部屋は手頃な広さのセミスイートだ。沙也香は部屋に入ると、前もって送っておいたキャリーバッグを開き、ノートパソコンを取り出してセットした。部屋にはLAN端末があり、インターネットに接続できるようになっている。彼女はさっそくWEBページを検索し、一心に画面を見はじめた。「なにを見てるんですか」沙也香の顔があまりにも真剣…
新着記事一覧
-
小説『日出る国の天子』【第16回】三吉 不二夫
その心の強さはどこから?…いつも不思議に思う
-
小説『アパルトヘイトの残滓』【第27回】竹中 寛
サービスを売る…商社の生き残りをかけた加価値の創出
-
俳句・短歌『歌集 風音』【第14回】松下 正樹
歌集「風音」より三首
-
実用『ワークスタイル・ルネッサンスがはじまる』【第9回】松久 久也
物を所有するという強い本能からそろそろ離れなければならない
-
小説『愛』【第11回】高見 純代
「何だよ、兄さんの家に来れない妹があるか」私は妙に納得した
-
エッセイ『新・健康夜咄』【第23回】髙山 哲夫
気軽にできて痛くない。体重測定は貴重な健康のバロメーター
-
小説『花を、慕う』【第58回】堀田 冀陸
はふ、はふ、ズルズル…「こんなにあたたかい麵はひさしぶり」
-
俳句・短歌『地雷の如く』【第28回】馬場 美那子
句集「地雷の如く」より三句
-
俳句・短歌『歌集 忘らえなくに』【第14回】松下 正樹
歌集「忘らえなくに」より三首
-
健康・暮らし・子育て『もしかして発達障害?「気になる子ども」との向き合い方』【第12回】嶋野 重行
物事を合理的に考えられることも、算数を学ぶ喜びの一つ
-
小説『異世界縄文タイムトラベル』【第34回】水之 夢端
最悪だ…。縄文人との融和派 VS 反対派の溝は深まるばかり
-
エッセイ『古九谷を追う 加賀は信長・利休の理想郷であったのか』【最終回】西野 鉄郎
1641年…前田三代の「利常」は、『菅原姓』に固執した
-
小説『ブルーストッキング・ガールズ』【第5回】杉山 正之
目つきの悪い連中がウロウロしている…「捕まっちゃつまらん」
-
健康・暮らし・子育て『認知症に負けないために知っておきたい、予防と治療法~最新版』【第9回】梶川 博,森 惟明
グレーゾーンにあるのが「軽度認知機能障害(MCI)」
-
評論『発達障がいに困っている人びと』【第19回】鈴木 直光
不注意型のADHD…小学校では、かなりの頻度で見過ごされる
-
健康・暮らし・子育て『未来の医師を救う医療事故調査制度とは何か』【第17回】小田原 良治
法医学な異状とは変死体のこと。診療関連死とは言い難い
-
俳句・短歌『花と散りにし』【第13回】松下 正樹
歌集「花と散りにし」より三首
-
ビジネス『確実に利益を上げる会社は人を資産とみなす』【第26回】松久 久也
メンタルケアを必要とする社員を「出さない」ことの重大さ
-
健康・暮らし・子育て『孤独死ガイド』【新連載】松田 ゆたか
3家族が持ち回りで介護…認知症の老親を抱えた家族の苦労
-
小説『異世界縄文タイムトラベル』【第33回】水之 夢端
縄文人との交流は断絶すべき?ここまで意見が割れるとは…