英語ができるとこんなメリットがある
第一に、学生のみなさんにとって、進学は将来を左右する大切な問題です。英語については、最近では英検やTOEIC、TOEFL iBT、国連英検、ケンブリッジ英検、IELTS、GTECなどの資格を保有していると入試や単位認定などで優遇措置を受けることができます。
具体的には推薦入試やAO入試での出願資格獲得、内申点の加算、当日の筆記試験での加点、入試点数の保障、ボーダーライン上での判定優遇、特待生資格などが学校や大学毎に設定されています。
中には、大阪府の公立高校入試で、英検2級、TOEFL iBT 40点、IELTS 5のいずれかを取得しておくと、当日の英語試験の得点の80%が保障され、更には英検準1級、TOEFL iBT 60点、IELTS 6のいずれかを取得すると、当日の英語入試の得点が満点扱いになるというような、中学生だけでなく社会人にとってもハードルの高い優遇措置もありますが、中学、高校、大学、専門学校どの校種の入試においても有利な状況を作ることが可能なのです。
ですので、先んじて学習をしておくことが将来の進路の幅を広げる鍵となってきます。
次に、就職やビジネスの場面。進学のように大きな優遇措置を得られることは少ないですが、受験できる企業の幅が広がったり、外資系企業や海外就職、青年海外協力隊などへのチャレンジも視野に入れることが可能になります。
また、公立の学校現場では英語教育が見直されていて、小中高問わず教員の英語力が必要になってきていることから、教員採用試験でも近年は資格を保有していると筆記試験の加点や実技試験免除など、優遇のある自治体が増えてきています。
履歴書やエントリーシートに書けるスコアですが、英検で2級、TOEICなら600点(ただし、大手企業や商社、航空系、語学系、外資系の企業、外務省などの国際関係に関わる省庁になってくるとより高いレベルが求められます)を最低限の目安にするとよいでしょう。
一度身につけた語学力は、進学や就職だけでなく、仕事や実務面で使える他にも自分が考えていなかった分野の人との繫がりや交流を生み出すことにも役立ちます。ひいてはそれがビジネスチャンスになったり、身を助けるきっかけにもなり得るのです。