俳句・短歌 句集 2021.08.25 句集「八ヶ岳南麓」より三句 句集 八ヶ岳南麓 【第25回】 浅川 健一 八ヶ岳の麓で暮らす医師の、四季折々の俳句集 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 樋継いで草むらとほす秋の水 境内に何焚くけむり秋桜 木守柿とて天辺をみな残す
小説 『天命愛憐[注目連載ピックアップ]』 【新連載】 せと つづみ 「慰謝料は、会社が提示した額の倍は要求した方がいい。」落雷事故にあって入院している最中に話しかけてきた男は… 空は鈍(にび)色の厚い雲に覆われていたが、わたしはその向こうに広がっているはずの、青く澄んだ空を思い浮かべていた。病院に入院してから二日が過ぎ、全身の痛みがかなり引いて、普通に歩けるようになったので、わたしは外に出てみることにした。一階の待合室を通るとき、隣国フルグナとまた戦争になるのではないか、と話している男の人たちの声が聞こえた。「政治体制や思想が全然ちがうんだから、どうにもならないよ……」…
小説 『落花流水のように 巡り合い、惹かれ合う男女が織りなす愛のゆくえ[注目連載ピックアップ]』 【第20回】 ラヴKISS MY 意識不明の妻に必死に語りかけた。やがて妻は意識を取り戻したが、彼女の手を握ると… 【前回の記事を読む】妊娠8ヵ月の妻が倒れて意識不明…夫が長期休暇をとってホテル生活をしていた最中だった。今後妻の意識は…それから毎日、俺は沙優の病院へ足を運んだ。たわいもない話を一方通行で話していた。ある日、手を握って語りかけていると、俺の手をキュッと握り返して反応した感じがした。「沙優、沙優」必死に名前を呼んだが、その後の反応はなかった。次の日もキュッと俺の手を握ってくれた。間違いない、俺の勘…