俳句・短歌 句集 2021.08.25 句集「八ヶ岳南麓」より三句 句集 八ヶ岳南麓 【第25回】 浅川 健一 八ヶ岳の麓で暮らす医師の、四季折々の俳句集 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 樋継いで草むらとほす秋の水 境内に何焚くけむり秋桜 木守柿とて天辺をみな残す
エッセイ 『振り子の指す方へ[注目連載ピックアップ]』 【第12回】 山口 ゆり子 姉がトイレへ行った隙に…夫は私の腰を抱きよせ、肩にアゴを軽く乗せてきた。「無理しないで」と言われて、身体を預けると… 【前回記事を読む】看護師になり数年経ったある日、姉は自室から出てこなくなった…その日『夜になったら部屋を覗こう』と思っていたのに…すると亜希子はおもむろに、何かのパンフレットを取り出した。「来月からアメリカに二年間、研修に行くからね」郁子は話題が変わって少しホッとしていた。ところがそれも束の間、先ほどよりも深くなった亜希子の心の闇に共鳴する何かに心を揺さぶられて、郁子はまるで船酔いの時のような気…
小説 『東洋のカサノヴァと呼ばれた男』 【新連載】 前田 一郎 駐在7カ月でタイ語を習得…その勉強方法は、現地のナイトクラブの『個人レッスン』で夜を満喫したことで… 「ちょっと早く着きすぎたな」まだ夜明けには大分間があった。フアランポーン中央駅の構内は電灯の淡い光が微かに感じられたが薄暗く、まだ人影はなかった。一応切符売り場を確認してから外に出ると、左手のほうに裸電球の灯りが見えた。何もすることがないので近づいて覗いてみるとクイッタヨ屋だった。作業員とおぼしき4、5人の男の客が薄汚いテーブルの前に腰掛けてクイッタヨを食べていて、そのうちの一人が「旦那も来たん…