俳句・短歌 句集 2021.08.25 句集「八ヶ岳南麓」より三句 句集 八ヶ岳南麓 【第25回】 浅川 健一 八ヶ岳の麓で暮らす医師の、四季折々の俳句集 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 樋継いで草むらとほす秋の水 境内に何焚くけむり秋桜 木守柿とて天辺をみな残す
エッセイ 『遠い夢の向こうのママ[人気連載ピックアップ]』 【最終回】 かおる 身体中、痣だらけのまま着たウエディングドレス。DV夫が腕につけた痕は、結婚式の写真にもはっきり写っていた。 【前回の記事を読む】DV被害に衝動ODで入院。脳細胞の一部が死滅したらしく、言い返す気力も、考える力も、言い訳する思考力も、どこにもなかった。翌日はとても綺麗な教会で結婚式だったが、私の全身は手のひらサイズの痣だらけだった。ドレスから出ていた腕の痣だけ、結婚式の写真にも写っていた。結婚式自体はスムーズに進み、無事に終わり、その後の旅行は特にひどい喧嘩はせず満喫できた。後から聞くと、新婚旅行直前に…
小説 『大王の密使』 【第11回】 都丸 幸泰 「われらは、蝦夷の村に行く」──禁じられた北の果てを目指す旅路。大王の民が探し求める“火の山”とは 【前回の記事を読む】「囲まれています…50人ほど」――これから山に入るという時のことだった。こちらの10の兵では戦いきれない。一体どうする!?「われわれは、蝦夷の村に行く」老剣が答えた。「蝦夷の村」男は驚いて、他の二人と話している。「どの村だ」「わからない。それを探している」男は笑った。そして「嘘を言うな。蝦夷の地で、当てもなく村を探すなんて」剣を抜いて、老剣に突きつけた。「おまえたちは、先乗り…