俳句・短歌 句集 2022.08.28 句集「八ヶ岳南麓」より三句 句集 八ヶ岳南麓 【第75回】 浅川 健一 八ヶ岳の麓で暮らす医師の、四季折々の俳句集 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 霜蹴つて小学校にたどり着く とろとろと冬菜畑の焼却爐 おほかたの縁者が着きし焚火かな
小説 『あら、50歳独身いいかも!』 【第3回】 武 きき 帰ろうとすると「ダメだ。もう僕の物だ」――キスで唇をふさがれ終電にも間に合わずそのまま… 【前回の記事を読む】10歳年下の彼から突然の告白。戸惑いつつも相手を試すように口にした「私を○○○みる?」その言葉とは…はぁ~とため息が出る。久しぶりに男の匂い。ゆっくりベッドを出て、シャワーへ。「涼真君、私帰るね。終電に間に合うから」「ダメだ! 帰らないで。泊まって!」「何言っているの! 着替えも無いし。帰る……」ベッドに引っ張られ涼真君の腕の中。「ダメ。明日休みだから買い物行って、映画も見よ…
小説 『テラスの旅路Ⅰ』 【第15回】 響乃 みやこ 黒猫を全力で追いかけていると、明らかに人為的に作られた川や橋、そして巨大な建造物が出てきた。猫はそこで立ち止まり… 【前回記事を読む】「…もしお前が死んだら、どうすんだよ」「その時は呪っていいよ」「呪うって…」ログは呆れ顔で私を見る。そして二人はともに…ティーナとログは、慌てて猫に追いつこうと全力疾走をした。しかし人間の全速力が猫の全速力にかなうわけもなく、猫がストップした時にはお互いに倒れそうになり、足が生まれたての小鹿のようにプルプルと震えていた。「にゃぁ、にゃー」今にも倒れそうになっているログと、もうす…