ふと主任看護師が怪訝な表情で戻ってきた。「ねえ診察室のこと何か聞いてる? 変なのよねえ、いつの間に置かれたのかしら」「え、何の話?」「院長先生の診察室へ行ったら、古ぼけた骸骨が置いてあったのよ」「ガイコツぅ?」若い二人が声を揃えた。「それって骨格標本のことかい? 僕は何も聞いてないなぁ」伊藤医師があとを継いだ。鼻が上を向いて口の端が歪んでいる。「業者が来たのなら気づいたはずだけどねえ、ちょっと行…
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