「それは変わった習慣だな。だがな、むくつけき髭面(ひげづら)の強面(こわもて)ならば大笑いだが、そなたはなかなか似合っておるぞ、なあ?」シャルルはまたしても城代に賛同を促し快活に笑った。これには当の若者も、またかとばかりに少々機嫌を損ねた表情をした。「すまぬ、すまぬ。これはちょっとからかいすぎた。荒馬を一人で宥めるような御仁(ごじん)に失礼なことを申したな」シャルルはなぜかこの若者との面会に心が…
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