6「やっぱり、会いたい」由紀は、バスを降りていた。今すぐにでも、誉さんに会いたい──。カバンから携帯電話を取り出し、電話を掛けていた。「誉さん、今どこですか?」誉さんは、この前、二人で話をしたカフェにいると教えてくれた。「そこで待っていてください!」と、私は誉さんにきっぱりと言った。雨は、まだ止む気配はない。でも、それでいい。自分一人で、歩いて行ける。もう、心配されるだけの由紀で居てはだめだ。や…
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