エッセイ 小説 絵本・漫画 絵本 動物 現代社会 2024.02.10 ある日私は「売れ残り」と呼ばれる他の犬たちと一緒に小さな檻へ入れられてしまった 繁殖犬になった華ちゃんのおはなし 【第14回】 珠生 満ちる 「華ちゃん」という名前で呼ばれるまでの物語 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 日本中、世界中にたくさんの動物の命がある。厳しい環境で命を奪われてしまう動物もいれば、とても恵まれた環境で命を全うする動物もいる。そんな命の差をどうすべきなのか。動物の命について考えるきっかけになる、華ちゃんのおはなし。※本記事は、珠生満ちる氏の書籍『繁殖犬になった華ちゃんのおはなし』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。 繁殖犬になった華ちゃんのおはなし
小説 『いつか海の見える街へ[人気連載ピックアップ]』 【最終回】 須賀 渚 彼女はひとりで逝ってしまった――。危篤になる前に「会いたい人はいないか」と看護師が聞いたそうだが、彼女は… 【前回記事を読む】「私、ここに自分のお墓を買ったの」と話し出す彼女。「身寄りがないから…ほんとはあなたのそばにいたいけど、許されないわ」扉が開いて、以前にも会ったことのある婦長が現れて「面会室」と書かれた部屋に案内された。向かい合わせの椅子があり、座るようにと手で示した。向かいに腰を下ろした婦長は、低い穏やかな声で話し始めた。年末の風邪の症状から高熱を出し、さまざまな治療が試みられたが、免疫力が…
小説 『灰色の風が吹く』 【第2回】 成澤 良喜 暴行された男が数日後に部屋を訪ねてきた。冷たく追い払うと今度は若い女を連れて現れた 【前回の記事を読む】深夜の便所清掃中に数人の男が一人の男を一方的に殴る現場を目撃。しかし、運悪く彼らに見つかってしまい……帰宅後は安心だろうか。リンチの現場を目撃したからといって、わざわざ自分の居所を探し出し、口を封じるといった手間なことをするとは考えにくい。一目散に逃げたくらいだから、脅しは十分効いていると思っているだろう。便所掃除の仕事はこれで終了だ。履歴書には住所や名前などすべて嘘の情報を…