エッセイ 小説 絵本・漫画 絵本 動物 現代社会 2023.02.21 【絵本】生まれたばかりの子犬に向けられた言葉「2匹か、少ないな」 繁殖犬になった華ちゃんのおはなし 【第1回】 珠生 満ちる 「華ちゃん」という名前で呼ばれるまでの物語 この記事の連載一覧 次回の記事へ 最新 日本中、世界中にたくさんの動物の命がある。厳しい環境で命を奪われてしまう動物もいれば、とても恵まれた環境で命を全うする動物もいる。そんな命の差をどうすべきなのか。動物の命について考えるきっかけになる、華ちゃんのおはなし。※本記事は、珠生満ちる氏の書籍『繁殖犬になった華ちゃんのおはなし』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。 繁殖犬になった華ちゃんのおはなし
小説 『迷いながら揺れ動く女のこころ[人気連載ピックアップ]』 【第4回】 松村 勝正 家政婦になったときから、ご主人を異性として意識したことはなかった。しかし昨晩の出来事で、奥様に対する小さな嫉妬心が芽生え… 【前回の記事を読む】あの時、家政婦は嫉妬していた…? 家に来て20年。夫の入浴介助は彼女の仕事。それを私が気まぐれで奪って…四方八方から飛び交う市場独特の掛け声や買い物客たちの行き交う足音で、二人はしばらく無言でいた。市場の入り口に差し掛かった所で、美代子が「美月さんは毎日大変ね。私、昨日主人の入浴介助をしたでしょう。初めは軽く考えていたのね。でも無理だと悟ったわ。やはり美月さんにお願いします」…
小説 『「本当の自分」殺人事件[注目連載ピックアップ]』 【新連載】 水木 三甫 これ、何…?スーパーのチラシの間に、白い封筒。『その望みを叶えるために、あなたはいくら支払うことができますか?』 1高沢淳美が朝食を作り終えると、それを待っていたかのように夫の光彦が2階から降りてきた。「おはよう」「あなた、おはよう」食堂の時計はちょうど6時を指している。いつもと同じ時刻。それでも夫が2階から降りてくると時間を確かめてしまうのが、いつからか淳美の習慣になっていた。淳美は淡い水色のエプロンで濡れた手を拭くと、小走りで玄関に向かう。まだ朝早いというのに日差しがすでにまぶしい。郵便ポストから新聞を…