エッセイ 小説 絵本・漫画 絵本 動物 現代社会 2024.03.20 にんげんがこわくてたくさん吠えて嚙みついたら獣医に連れていかれ目と歯と声が… 繁殖犬になった華ちゃんのおはなし 【最終回】 珠生 満ちる 「華ちゃん」という名前で呼ばれるまでの物語 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 日本中、世界中にたくさんの動物の命がある。厳しい環境で命を奪われてしまう動物もいれば、とても恵まれた環境で命を全うする動物もいる。そんな命の差をどうすべきなのか。動物の命について考えるきっかけになる、華ちゃんのおはなし。※本記事は、珠生満ちる氏の書籍『繁殖犬になった華ちゃんのおはなし』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。 繁殖犬になった華ちゃんのおはなし
小説 『サトゥルヌス[注目連載ピックアップ]』 【最終回】 花田 由美子 「死んだ妹は、息子さんの子を宿していました」遮断機の下、妊婦が倒れていたことに誰も気がつかず、母子ともにそのまま… 【前回の記事を読む】海外出張から帰国した父と、1年ぶりに再会…父には現地の女性との間に子供ができた疑惑があり…二〇一〇年 悌「こんにちは、あの、加藤さんですね、私は孝一さんの友人の鈴木タカコの兄、鈴木ヤスシと申します」高齢女性にしては背の高いシルエットが目的の人だと確信した。玄関わきに咲き誇る紫のシャクヤクのように真っすぐな背筋をしている。自分に目を上げるその顔の、シワの深さもシミの多さも、彼女…
小説 『エンゲージ・リング[注目連載ピックアップ]』 【第4回】 范 優生 職場の女2人、男1人で温泉旅行へ。お湯につかりながら女同士で“比べっこ”した話を聞かせると、急に男の様子が変わって… 【前回記事を読む】「先生、寒いね」忘年会終わりに看護師と腕を絡めて歩く。2人きりでいたかったのに、突然「同期の男と合流したい…」手元に注目していると、彼女は膝を少しこちらに向けて座り直す。「あの……ここ、よく来られるんですか?」「週二回は来るかなぁ。職場からの帰り道なんです。というか、お姉さん、モデルとか?めっちゃ綺麗だから」彼女は腕を組んで煙草を一回深く吸い込んで吐いた。「ううん。普通の会社員…