エッセイ 小説 絵本・漫画 絵本 動物 現代社会 2024.03.20 にんげんがこわくてたくさん吠えて嚙みついたら獣医に連れていかれ目と歯と声が… 繁殖犬になった華ちゃんのおはなし 【最終回】 珠生 満ちる 「華ちゃん」という名前で呼ばれるまでの物語 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 日本中、世界中にたくさんの動物の命がある。厳しい環境で命を奪われてしまう動物もいれば、とても恵まれた環境で命を全うする動物もいる。そんな命の差をどうすべきなのか。動物の命について考えるきっかけになる、華ちゃんのおはなし。※本記事は、珠生満ちる氏の書籍『繁殖犬になった華ちゃんのおはなし』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。 繁殖犬になった華ちゃんのおはなし
小説 『迷いながら揺れ動く女のこころ』 【最終回】 松村 勝正 主人は下半身麻痺で、車いすの生活です。障害を承知で結婚しました。でも、私は何もしません。入浴介助からリハビリまで… 「そうよ、山形さんも注意遊ばせ。二人で篠田、山形と苗字で呼び合うのはいかにも他人行儀ね。これからはお友達になったのだから、下の名前で呼びましょうよ。私は『陽子』。山形さんは?」「私は『美代子』と言います」「素敵な名前ね。美代子さんは青葉台でしたわね? 長いんですか?」「まだ二年程です」「お子さんは?」「いません。主人と二人きりです」「ご主人のお仕事、伺ってもいいかしら?」「主人は在宅で個人事務所…
小説 『ベースボールよ、新たな夢へ!』 【第4回】 村上 正 クラスの女の子の家に遊びに行ったところ、僕が可愛いと思っていた女の子も遊びに来ていて…。少年の胸を焦がした初恋の行方 食事が終わると、僕は袋からユニフォームを取り出して、ユニフォームに着替えた。生まれて初めて着る野球のユニフォーム。背番号は「1」、頭の中は王選手になりきっていた。子供の頃、外で遊ぶのが大好きだった。僕はユニフォームを買ってもらったが、それを外で着る機会がなかなかない。友達と遊ぶ時に一人でユニフォームを着ていても浮いてしまう。そもそも、ユニフォームは、チームで同じものを作ることに意味がある。でも、…