エッセイ 小説 絵本・漫画 絵本 動物 現代社会 2024.01.02 ママはもう私に触ってくれなくなり、もうケージから出してもらうこともなくなった… 繁殖犬になった華ちゃんのおはなし 【第13回】 珠生 満ちる 「華ちゃん」という名前で呼ばれるまでの物語 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 日本中、世界中にたくさんの動物の命がある。厳しい環境で命を奪われてしまう動物もいれば、とても恵まれた環境で命を全うする動物もいる。そんな命の差をどうすべきなのか。動物の命について考えるきっかけになる、華ちゃんのおはなし。※本記事は、珠生満ちる氏の書籍『繁殖犬になった華ちゃんのおはなし』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。 繁殖犬になった華ちゃんのおはなし
小説 『サトゥルヌス[注目連載ピックアップ]』 【最終回】 花田 由美子 「死んだ妹は、息子さんの子を宿していました」遮断機の下、妊婦が倒れていたことに誰も気がつかず、母子ともにそのまま… 【前回の記事を読む】海外出張から帰国した父と、1年ぶりに再会…父には現地の女性との間に子供ができた疑惑があり…二〇一〇年 悌「こんにちは、あの、加藤さんですね、私は孝一さんの友人の鈴木タカコの兄、鈴木ヤスシと申します」高齢女性にしては背の高いシルエットが目的の人だと確信した。玄関わきに咲き誇る紫のシャクヤクのように真っすぐな背筋をしている。自分に目を上げるその顔の、シワの深さもシミの多さも、彼女…
小説 『遥かな幻想曲[人気連載ピックアップ]』 【第4回】 尾島 聡 夫が最初に出会っていたのは、私の「姉」だった。私と出会う10年前に合コンの相手として… 【前回の記事を読む】「ねえ、遥、優勝したの!?」初のピアノコンクールで、娘が入選。勘違いしたのか、顔を赤くして喜ぶ姿…こんな時どうする?そよ風に青葉の匂いが交じる季節を迎えていた。近くの大庭城址公園の桜が三分咲きになったと知らされた日、和枝と廉は東京メトロ丸ノ内線で中野坂上に向かっていた。「音の質感っていうのかな、たとえば乾いているとか湿り気があるとか、よく通るとか籠もった感じ、とかね。あと低音…