ずらりと並んだ面会室の一室に、連行された。初めての面会は、30分間だった。その後の面会時間は、取り調べとの時間調整や拘置所の都合により、20分であったり15分であったりすることもあった。面会者がきちんとドアを閉めたことを確認してから入室し、刑務官が横に立ち、タイマーがセットされ、透明の仕切り越しに話をする。最初に口から出たのは、「迷惑かけてごめん」という言葉だ。オカンは、泣いた。僕が好きな干し芋…
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