そうして殆ど走って学校に行くくせに、遅刻ギリギリで教室に着く。残念なことに、最近ではこの時間帯に到着することに慣れが生じており、焦る気持ちも薄らぎ、不良路線に踏み入りつつある。詳しくどれくらいギリギリで教室に着いているかと言うと、俺がリュックを机に置き、粗方中身を机の中にしまい込み腰を下ろす頃にチャイムが鳴るくらいだ。悪い場合では俺が教室に入る頃に朝の会が始まっている時もある。いつもの風景だ。そ…
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