彼は幼児グループ教室からスタートした。

大人しく臆病なところもあるが、素直なタイプで指示に従って行動することができた。

視覚認知は良く、鉛筆も離さず持っていることができた。ハサミも背後から二人羽織のように介助していくうち、自力でも使えるようになった。習得は早い方だった。

言葉も出てきたが、オウム返しが多く自発語はなかなか伸びなかった。

彼は就学相談では面接担当の先生に支援学校の方が適していると言われたが、両親は地域の小学校の支援学級を希望し入学させた。

弟は兄より言葉は出ていた。普通にお喋りができていたが、長男のことでいろいろ勉強した両親は敏感になっていた。

言葉は出ているが、集中力のない次男も自閉症スペクトラムの線上にあると確信をして、両親は彼の療育も申し込んできた。

家族四人で海外旅行

弟は知的な遅れはないが、多動、集中力の欠如が目立った。

長男の療育効果を実感していた両親は次男を療育に通わせることに躊躇しなかった。

長男が小学校に入学すると、すぐに幼稚園年中になった次男をこばとの療育に通わせた。

これで兄弟二人がこばとに通うことになった。

二人は別々の教室で療育を受けることになった。弟は兄が最初に入った幼児グループ教室ではなく、知的に同等の幼児達のグループに入れた。

軽度のグループなのでひらがなの読み書きや算数などの学習の他に会話や友達との関わり方の練習もできて、入学前の社会性も伸ばすことができた。

 

▶この話の続きを読む
小4を過ぎて、息子は別人のように反抗的に。疲弊した母はやむを得ず、エビリファイという薬を服用させると、彼は2日の間眠り続け……

👉『あのころの世界』連載記事一覧はこちら

【イチオシ記事】夫の不倫現場に遭遇し、別れを切り出した夜…。「やめて!」 夫は人が変わったように無理やりキスをし、パジャマを脱がしてきて…

 

ゴールドライフオンラインは、表現者を応援するウェブメディアです。
生身の人間が紡ぐリアルな言葉だからこそ、読者の心を揺さぶる力があると確信しています。
あなたも、"表現者"になってみませんか?
ゴールドライフオンライン編集部:glo_henshu@gentosha.co.jp