はじめに

私たちは誰しも年を重ねていきます。若い頃には何気なくできたことが、少しずつ難しくなり、体力や気力の衰えを感じる瞬間も増えてくることでしょう。

しかし、それは必ずしも「老いの終着点」を意味するものではありません。

実は、その多くは適切に気づき、正しく対応することで改善できる「フレイル」という状態であることが明らかになってきました。

フレイルとは、加齢に伴う心身の衰えや社会的なつながりの弱まりを包括的に表す言葉で、「健康」と「要介護」の中間に位置づけられます。

そして、このフレイルを早期に発見し、日々の生活の中で予防・改善していくことこそが、健康寿命を延ばし、自分らしい老後を実現するための大きな鍵となるのです。

2016年に出版した『活力低下を感じていませんか?──知っておきたい高齢者のフレイル』は、多くの方にご支持とご好評をいただきました。

その反響を踏まえ、このたび内容を全面的に見直し、新たな知見や実践的アプローチを加えた大改訂新版を刊行する運びとなりました。ぜひ本書をお手に取ってご覧ください。