第1章 フレイルとは?

かつては老化の一部として一括りにされていた心身の衰えに対し、「フレイル」という新たな視点が加わりました。

フレイルとは、健康な状態と要介護状態の中間に位置する「もろさ」を指し、早期に気づくことで予防や回復が可能な状態を意味します。

本章では、その定義と意義を明らかにしながら、なぜ今フレイルが注目されているのかを、日本および世界の現状を踏まえて考察します。

また、格差や孤立といった社会的要因、そしてWell-being(ウェルビーイング)との関係にも焦点を当てて解説します。

1.1 フレイルの定義とその意義

最近「疲れやすい」「外出が減った」「会話の回数が少ない」と感じていませんか。

これらは、年齢に関係なく誰にでも起こりうる“フレイルのサイン”です。

本書では、日々の暮らしの中でできる小さな工夫を通じて、健康と自立を保つ方法をわかりやすく紹介します。

気づいたときからでも遅くありません。今日から一歩を踏み出してみましょう。

「フレイル(frailty)」とは、直訳すると「虚弱」や「もろさ」を意味する言葉です。

日本では、「健康」と「要介護」の中間にあたる、可逆的(回復可能)な心身の脆弱な状態を表す用語として徐々に定着してきました。

単に筋力が低下したり、病気があったりするだけでなく、身体的、精神的、社会的側面を含む、より広範な概念です。

従来から「老年症候群」として知られてきた状態に相当すると言えます(図1-1)。

図1-1 老年症候群の諸症状・疾患とお互いの関係性
※「痴呆」は本書中の認知症と同義(林泰史:老年症候群.日本医師会雑誌127(11):1815.2002.図1より引用)

 

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