リビアの24歳の青年Musab(ムサ)は陽気で明るく、おしゃべりが得意だ。遅刻してきても平気。先生もその笑顔で怒る気がしなくなるのだろう。

私の隣に座ることが多く、よくノートをのぞき込んで書いていた。書くのは苦手らしい。私がランニング中に繁華街で出くわしたとき「Ryo!」といって声をかけてくれた。

新しい先生はSusan。マルタの女性もボリュームのある人が多いがその中でも目立つ。教室に来るのも大変そう、息を切らせてやってくる。英語の発音の特別講座も担当している。

発音にこだわっての授業は初心者にとって大変貴重だ。きれいな英語で、不正確な英語をその場で修正して繰り返させてくれる。ありがたい。

12月12日(水)

清川さんと会食した。地中海最大の島、シチリア(SICILIA)島(イタリアの州の中でも最大の面積を誇る)への旅行計画の打ち合わせもできた。

私は飛行機、清川さんはフェリーで同じホテルへ向かった。行動を共にするはずがトラブルにより移動は別行動になった。

ドキドキの個人面談

12月14日(金)

いつも淡々と進める先生が、今日の1校時目の授業は一人ずつ別室に呼んで個人面談をしてくれた。私の時間が一番長かった。

授業ではあまり感情を表さない先生と1対1で向き合うことが少し不安だった。「何を聞かれるのだろう。話を聴き取ることができるのか」。

心配だったけれどきれいな英語でゆっくりわかりやすく話してくれた。私の表情を見て私が会話として不十分な部分を補充しながら聞いてくれた。