【前回記事を読む】【60代のひとり旅】マルタ語学学校で新たな挑戦! 異国の仲間と切実な動機で学ぶ英語の道
マルタ共和国3ヶ月の旅
2012年11月1日~ 2013年1月30日
Iikerとの別れ
12月16日(日)
Iikerと別れる日が来た。明日早朝に2ヶ月のマルタでの生活を終えIikerが帰国する。Drayton学校寮に私がビール、ワインを持ち込んで、今Iikerと同じルームの Kenjiと3人でミーティング。
Kenjiは一人で世界1周している、安心して話せる雰囲気を感じさせてくれる好青年だ。日本語なしでお互いにたどたどしい英語で交流した。グッと胸に迫るものがあった。
別れの時が来た。学校寮の三階のベランダから「Ryo!」と声をかけてくれた。
See you again!
12月18日(火)
一番早く起きるのは私。朝が貴重な自由な時間だ。若者達が起きる前に食事も済ませて登校することにしている。30分前には教室に入る。
時間にゆとりがあるということはそれだけで穏やかな気持ちになれる。ところが今日は早く起きてリビングにいくとSoner22歳がソファーで布団を抱えて寝ていた。
あれどうしたんだろう。Sonerが自分の部屋の前でウロウロ、遠慮がちにノックしている。私はSonerが部屋にカードを忘れたのではと気がつき、私のカードをさし出した。
「いやカードはある、ルームメイトの彼女が彼と寝ているらしい」というのだ。おいおいどういうことだ! ルームメイトを外に出して彼女と一夜を明かしたということか。
人の良さそうなSonerが気の毒になった。ここで日本語のように話せたら親父よろしくSonerの代わりに怒ってあげるところだった。
気になりながら登校した。子供ではないから何とかなるのだろう。学校でSonerがその友人とニコニコと話しているのを見て一安心した。