【前回記事を読む】【60代のひとり旅】トルコ人との感動的な別れ、ルームメイトの衝撃の行動とマルタの交通事情とは?

マルタ共和国3ヶ月の旅
2012年11月1日~ 2013年1月30日

Iikerとの別れ

12月24日(月)

●フェイスブックが頼り

どうも深夜に及ぶミーティングの後の生活が乱れがち。ランニングができない。眠りも浅くなりこれはよろしくないと、フェイスブックを頼りにすることにした。

「この指とまれ」練習会と称して、自分勝手に時間とスタート場所を指定して皆さんに公表、お誘いしてランニングしようという試みだ。

嬉しいことに発表するや多くの友人からの反応、励ましのメッセージも頂き15時30分からのランニングをスタートさせることができた。

参加者は私一人だけれども、日本、ブラジル、スペイン、韓国のフェイスブックの仲間60人以上がそのことを知っているというだけで気持ちがしゃんとして実行できた。人の中にいていろいろなことができる。

一人では止めてしまいそうな辛いことも周りの人を意識するとできてしまう。人間らしさというものだろうか。

フェイスブックの危険な面がいろいろ指摘されているけれど、使い方によってはありがたいものになることを実感した。

12月25日(火)

今日はbeautiful day。朝から快晴。海外でのクリスマスは初めてだ。昨晩は買い物に行く途中、手を引かれ教会に向かう老人など多くの人が教会に集まっているのを窓越しに見ることができた。

 15:30スタートのランニングで今までと違う雰囲気を感じることができた。きれいな服を着た家族連れ、お爺ちゃんお婆ちゃんも一緒。

日本の正月気分といったところだろうか。普通よりさらにゆっくりと走り立ち止まりクリスマスの街並みを楽しんだ。

たくさんのベンチにこんなに多くの人が座っているのを見るのも初めて。若いカップル、老夫婦、一人だけの老人、一人の青年。皆共通していることは穏やかに晴れ渡り遠くに船が見える地中海をじっと眺めていることだ。