【前回記事を読む】【60代のひとり旅】マルタで直面した"聞き取れない"壁――体調が良くなり英語を徹底勉強しようと意気込んだが…

マルタ共和国3ヶ月の旅
2012年11月1日~ 2013年1月30日

スウェーデン婦人 Birgit(ビルギット)

11月20日(火)

久しぶりに10kmコースを走った。これで10回目になるが回を重ねていくと、マルタのマイコースもいろいろ見えてくる。

4人の大男が座れる両方向ベンチが5mおきにあり、いつもきれい。歩く老人にとっては助かると思う。

いろいろな人がホッとして座り語らい、一人で読書したりといろんな過ごし方を見ることができる。

初めての宿題を提出した。「短い!」とソニア先生にいわれた。課題は「The happiest day of my life」(自分の生活で一番幸せな日)。

隣のファトマはビッチリ書いている。とにかく日本語に直して訳すという書き方だからなかなか進まない。結構みなよく書いている。宿題も毎回きっちり出され、それをしっかり先生がチェックする。

宿題提出がなかなか困難な生徒になっている。でも今回短くても提出できたのは前進だと自分を励ました。

声をかけてくれた日本人……

風邪で調子を崩したこともあるが、勉強のためにもできるだけ日本人に会わない方がいいと日本人の輪から遠ざかっている。

まだ先があるというゆとりがある。そんな時に、掲示板を見ていたら日本人の女性に声をかけられた。「お元気ですか?」。どこであったかも思い出せず「フライトが一緒でしたっけ?」なんて見当違いなことを言って笑われた。

「寮で初めてお会いしました」。それでやっと思い出した。3ヶ月の滞在がもうすぐ終わるという。何か困ったことがあったら声をかけて下さいと言ってくれた。